井戸の中を覗けば 水の面揺れる お水取り
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まずひとつタイムワープの壁として肉が光に成れないのです
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何遍なんべんも捨てても捨ててもそこにある君との思い出 やめてよ もう、さ
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春が来て 四月の病 襲われて 重い足取り 案じる周囲 
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洗濯物積まれたソファに横になる 眠り見る夢ハンモックの上
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もう誰が始めたかも覚えていない双六遊びの続く夕暮れ
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朝の駅 陸橋の下 彼を待つ 頬を緩める 我甘し 
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冬の夜 火照った顔の あの子見て 我も火照って 言い訳探す
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街灯の下獏にそっと宥められ 泣いてた裸足の人の見た夢
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子もいない未来になんの義理もない 消費するぞと決めた土曜日
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狭い空、星代わりの夜景、アスファルトが私の故郷 東京
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毒蛇に咬まれた傷を吸うようにバナナの黒いところを齧る
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鎌首をもたげ肉色に裂け咲けるなれ侵略的外来種なり
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なにもかも絵空ごとぞとおもふとき天にははなび地にはくちなし
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花愛でる 日々は遠く 君だけが のどにささった 小骨のように
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五拍子で弾けば七拍子で踊るとこが似た者同士だよね嫌だね
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初めてのDIYはガゼボだと決めているからあたしはパスで
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お参りにはお金を投げるてふ楽しさがあるあった財布の五十円をおりゃっ
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河原に降りてきた天使と虹色の日を探しに行こうとしていたような
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ビール瓶を逆さに持った天使が居り春の夜道の花色の風
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飴玉を喉に詰まらせて「たすけて」を叫んでみたりしてもいいかも。
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ぼくがここを さってしまう このときに 詠んでおくれよ ぼくのともだち
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上辺だけ善人の面を装って 白々しいね君も私も
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このしじまに ぼくははじめて ききました こころがおれる ときのおとを
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かぞくにも いえないぼくの くるしみを いえるこの場所 UTAKATA最高!
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おっぱいはくちずさむもの口笛を吹くようにして風に散らすもの
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うたごころの あるひとにぼくは めぐりあえて しあわせだった あかりのやのひと
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まだ時にこうして血など流すので葬りがたい観念がある
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ともがらに 離言わかれのことを 不云随いわぬまま 吾去われはさるかも 此明尓ここのあくるに
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命って 概念なのです 人間の 価値とか語るは 傲慢そのもの
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