母の言葉 お父さんはね 娘が いちばんだから さみしそうに言う
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君が選んだ選択肢 正しかれ 祈るは素直か負け惜しみか
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海沿いのまろやかな風受け流し「もう夏だね」 と笑う横顔
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結露したペットボトルの滴りが嫌に冷たい 都営地下鉄
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一年半ぶりに母がしぼりだした言葉は 私の名前だった
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コロナ過ぎ二度目の直接面会で 母の声聴く六月の奇跡
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サンリオが スペースキーで 「三里尾」に 日々に息づく 魔物みたいだ 
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ロリヰタに 包んだ身体 巫女的で 僕の貞操 破壊されたい
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コリントやマタイの聖句 学ぶ朝 ほんのひととき 神の子となる
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梅雨産まれ アラフォー次男 幸あれと 家族ラインで 祝う晴れの日
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開けてみた 小さな風鈴 友達の 心遣いが 風に揺れる
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ほうばる アイスクリーム いつのまに こんなしたっけ 思い巡らす
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きみの名をそっと呼ぶだけ眠れずに骨も残らず思い出ばかり
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MAX疲労 自覚ある日は ことさらに 鏡みたとき 笑顔をつくる
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ハミガキ時 目、頬、首筋 赤き我 ビール1缶 今日けふ多かりしか
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安らかに棺の中で眠ってる 優しい時をくれし貴方は
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少年の ような青年は いつまでも 爽やかな風 留まることなき
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君のに 綺麗な姿 映したい 水面下に 隠すバタ足
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あるならば リセットボタン 押してくれ 生き直そうと 思えるように
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教え子の講師ふたりにやっと会え 一緒に働く喜び噛みしめ
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肩触れる ひとつの傘で 帰る今日 高鳴る鼓動 ばれてないかな
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しょぼしょぼと 私の心と 連動し 降り続ける雨 止む気配なし
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ハフハフとただハフハフとひたむきに道路を食べるきみの散歩は
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「ひかり」より「のぞみ」のほうが速いなら想いよ彼に今すぐ届け
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目の前に隔世遺伝のルーレット止まらなかった容姿残念よーしざんねん
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宝くじ 何度敗れど めげませぬ 左団扇を叶えるまでは
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あれこれと品定めして包丁をレジかごへ入れ犯罪者めく
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ゴホゴホと 止まらぬ咳は 熱出ずに コロナなのかな? この感覚は
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駅前でカラオケオールしてた頃上から目線で世界を見てた
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無添加の 丸ごとバナナ シェイクして 砂糖不使用 それでも甘い
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