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先輩が結婚すると聞いた夜 式は来年七月らしい
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冷房のなかで冷えてきた肌を担うもふもふに
包
(
くる
)
まれている
0
ノーメイクの脆弱ったら、ない夏の日傘に入りて
ビフウ
(
微風
)
の涼
0
教室のカーテンみたいな清潔さはあいにく私持っておりません
4
人間は探究心で死んでゆく還っておいで遥かなる旅
0
きっと耳ばかりが靭い新人類マスクの紐をくいと浮かべる
2
砂浜に 書いた名前と 告白を 波が勝手に 却下しちゃった
0
急な雨 買った雨傘 気がつけば 本数増えて 処理に困った
0
スマホ見る ほんの少しの 時間だけ 私のことを 見てくれたらな
1
手のひらの暴力ぐんと定期券押し当つるとき街は狭まる
3
全力を注ぎ込んだいちにちの価値を探している終末だ
2
寝顔見てそっとおでこに懺悔する あの日あの時 鉄砲玉の言葉に
1
お賽銭するのと同じ気軽さで募金できればマシになれるか?
0
鉄棒にかかったタオルの静けさが告げる人類滅亡の夏
1
天井の監視カメラが店員の数より多いドラッグストア
4
冷蔵庫からはがせないマグネットおれの劣等感そのものだ
1
もう二度と会えない単語のようなキス 無人島では電子辞書と寝る
2
盗作者、ゴミ回収車、社会的弱者ングリラ、モラル・クラッシャー
2
もるもると鉄塔くぐり雨を縫う エクトプラズム待ち合わせる夜
2
比喩とは暴力であると泣くきみの自己言及が心地よい朝
1
六月と九月にかけて目隠しを あの夏以外夏ではないので
3
薔薇の棘が生まれない異種の誰よりも幸せになるひとがいて
0
新しい靴は階段に置き去りなまま更けゆく夜をみているの
0
誰にでも好かれる君が恨めしい 好きでいるのは僕だけでいい
0
今 どこで あなたは何をしているの 心ざわめく 台風の夜
1
夏風呂の湯気と霞で海月の 月と書くほど朧に揺れる
2
人は皆 今が一番 若い時 後退は無し 進めよ進め
2
君がいたタイムラグの空間に突き抜けないメロディが鳴っている
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離れてる君に対して切に願う 君の安全 君の健康
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耳鳴りが止まない暗い部屋の中一人毛布で膝を抱える
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