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須磨
(
すま
)
の浦
網引
(
あび
)
きす
海士
(
あま
)
に
朝日
(
あさひ
)
なす まぐはし
樣
(
さま
)
よ
身過
(
みす
)
ぎなりせば
1
南蠻烟管
(
きせるぐさ
)
花の紫うなだりて もの思ひせむ時を忘りて
2
あら
尊
(
たふと
)
水面
(
みなのも
)
はぬる若魚の
背
(
そびれ
)
にはゆる日影まばゆし
2
日本の空は青くウクライナの大地は血で赤く染まっている
9
特養のはは指あげて怒りをり声出なければ意味の分からず
7
クモは天井に張り付き私は床に転がるって同じ空間を共有している
6
雨けぶる一碧湖畔に下り立てば魁夷画伯の絵に似たる景
4
プーチンは狂人と言われても笑うだけ自分の正義で侵略を続ける
2
あめ玉をときどき貰ひ保険屋の女性に餌付けされゐる気分
10
漠然とした不安居
(
お
)
る 夜明け前 静寂破る ねこ運動会
5
当てどなく 寝静まった 町をゆく ふわふわ泳ぐ 海月となって
3
募る想い 息苦しくて 目を覚ます 今日はいい日で ありますように
4
この想い 歌として吐き 消化する 君に見せない 醜いボクを
4
あの夏の 痛く切ない想い出が 糸を引きながら故郷を去る
5
祈るような 百年のときを この家で 過ごしようやく
百合
(
キミ
)
とまみえる
2
唐草の 緑が映える 茶色のキミ 満面の笑み 散歩に行こう
1
もう君は寝たんだろうな僕はまだ頭がぐるぐるしているけれど
8
手を繋ぐ長男夫婦後ろから距離とり歩く夫と私
9
はにかんでいる祖父やっと撮れたのは大声で泣くわたしのおかげ
3
四六時中 苦しくなるほど 恋い焦がれる 君も私と 同じならいいのに
2
ヴェネツィアとヴェニスとそしてヴェローナでヴェロニカは追う
復讐者
(
ヴェンデッタ
)
として
2
からくりをほとんど何も知らないであるしくみだしただ使うのみ
4
泣き顔が一枚も無い写真にはいつも母さん泣かせられるよ
6
水蒸気 たっぷり含んだ 暮れ方の 空美しき グラデーションなり
11
幸せになんかなるなと叫べない大好きだしここ日本だし
4
欲望が輪郭を成し名を持った 綺麗な響きで少し笑えた
2
背を預く貴方は光瞬いて同じひかりを追うため生きて
1
関係に不滅をつけた覚悟とか忘れ笑って捨てるプリクラ
3
たずねゆく心もよそにささゆりの 杉の木陰にゆれるうすべに
3
常識はウイルス 汚染された脳は凝灰岩のように脆い
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