Utakata
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うたよみんとツイッターにもおなじ短歌を流しています。
十首ごとに見直して修正をかけます。
云はぬことの増ゆる夏場の愛だらう猫の耳介の冷ややかに透く
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平熱に擦り切れてゆく銀紙を剥がせば月は現れますか
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手のひらの暴力ぐんと定期券押し当つるとき街は狭まる
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たつた一人の怒れるきみのために聴く胎教音楽きつとやさしい
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終はらない黎明だつたくちづけが零るる星の崩されかたで
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遠雷に瞼を閉ざすかなしみに岸のあることわすれて 来てよ
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玉葱を剥くえんえんと剥くいつかきみの悪意を間近で見たい
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花の名を囁くやうな日常のたとへば眠る
腕
(
かひな
)
を盗む
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撫づ、なんと淋しき語だらう触れあへば無かつたことになる養花天
2
美
(
は
)
しき手に触れたく思ふまばゆさはサイダーを振る振りかたで来る
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