別れゆく 元妻作った 三度の食事 最後のサービス 喜ぶ友よ
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忘れてた今週支える常備菜 こんな時間にきんぴら作る
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月餅を 初めて買って 未開封 あした満月 食べてみるかな
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思い出は白い雲立つ夏休み 祖母が鳴らしたほおずきの音
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スーパーのミックスゼリーを食べながら るるぶをめくり旅程を悩む
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振り向いた君のほっぺを指で押し参りましたと言わせてみたい
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常はなし そらの広さも 人の世も 移ろい続く 時といふもの
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優しさがたりない今日を振り返るいつかあなたもいなくなるって
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コロナ禍で 久しぶりだよ 妻とクラブ 若き頃にか 戻れるかもね
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2ヶ月も 体おまえ無視した罰当たり スマン、も一度 共に励もう
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青い鳥離れていってもいつの日か きっとみんなどこかで逢えるよ
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毎日は頭が詰まっていくようだ低い雲が来る並んだ我らに
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食べれるよおかずなしでも 隠密にご飯の上に焼き肉のタレ
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友達に分けてもらったクワガタと勇んで帰る夏の少年
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通りすがり そんな予定はなき四十路 金魚すくいが まだまだ楽しく
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ねこ、おうちゃく かんづめたべて まんぷく寝 食後のひとくち 首だけ伸ばす
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切ないな いくら詠んでもこの気持ち 君に届く事はないから
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大空に飛行機雲が伸びていく りゅうごとく残る残像
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久しぶり真っ青な空広がった 同じ空色布団を干そう
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絶望はあるけど 落としたハンカチがたたまれてるから 世界はきれい
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雨浴びて歩く お空は晴れている びしょ濡れ眼鏡をふたりで笑う
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南風吹いて分厚い雲を開いてく その後の空はきっと青くない
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お迎えが早く訪れますように  祈り飲み干すラーメンの汁
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就活の帰りにペンで書きなぐる【急募】あの頃の夜空の匂い
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二年間ラインナップが変わらない自販機がある街に来た夏
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私の前で眠っているのにこんなにも冷たく離れている
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脳みそが何を求めているのかも分からないまコンビニに行く
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スパッとでなくてザックリそれでいい思いつつ砥ぐ刃こぼれの鎌
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ヨーイどん障子紙をひっぺがせ 子どもとやってみたかった
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半夏生 ボイルのタコを頼みしも イカを購入 酢味噌でたべよか
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