腕いっぱい 大事な星々 抱え込み どれも落とせない せめて気負わず
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落ち着いて 一人トランプ 気持ち良く 心も身体からだも 研ぎ澄まされた
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苦しいな…私の心の真ん中に 貴方あなたの思い出詰まってるから
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縛られて 犬の目つきになるおとこ かつてはわたしを従えており
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朝晩に 必ずライン 送り合う こんな秘密の ラリーはつづく
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17煙草たばこでくわえて初デート 背伸びした彼とっても可愛い
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人生の 半分過ぎて 恋をする 今二回目の 青春時代
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言わなくていいこと言って傷ついて湯船で揺らぐアヒルの子ども
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 鋭心に 置かれた正義 握りしめ 新人のように首を下げた
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ワンピースの裾を手繰り足湯へと浸かる足は赤くなってく
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アスファルト雨の匂いが鼻をつく泣き出しそうな曇り空を見る
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友禅の新婦紋入り鶴亀の図柄をくぐり家に尽くす
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白無垢の裾をつまんで手繰り寄せのれんをくぐり嫁ぐ娘
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かがり火は能登へと踏み出す足だけどいつまで存続できるでしょうか
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降車ボタン押そうと指を伸ばしたが前の幼子指を伸ばしてる
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今までで一番爪を伸ばしてみた深爪よりもぐっと映える
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しばらくの間短歌を作らずに脳を甘やかし脳が鈍る
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無精髭伸ばした父を見た時に意外と似合うね口を揃える
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どうしてもやる気が出ないそんな時トップコートを互いに塗ろう
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今まさに世界が変わるかもしれぬ それはそれとてお腹が空いた
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その本のスピンは25頁にはさまれたまま返却された
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空を割る大歓声を浴びながらステージに立つキミはアイドル
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生きづらい、今の社会なんだけど、 過ちだけは、起こさずに、自分を守る為だから
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煙草からゆっくりゆっくり降り積もる傷跡 ばかり増やす約束
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表向き「愛して欲しい」と言いながら心の底はキモいと嘲笑
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死が二人かつまでなんて甘えね その気になったら心中するわ
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微笑んで「ワタシなんて」と言いながら泣いてるキミはちょっとズルいよ
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もう二度と会えないキミが遺してた「それじゃあまたね」がリフレインする
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きんぴらに切り干し大根・筑前煮 常備菜作る日曜の夕
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寝そべって曇った空を眺めてるアナタの煙に包まれながら
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