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外掃除
主
(
ぬし
)
の
傍
(
かたわ
)
ら渦巻きの尻尾がいいね猫が付き
添
(
そ
)
う
12
バケモノも高齢化してようかいご天井を日々ただ見つめ小僧
4
だいぶ早い忘年会の日 近づいて クリスマスケーキも 予約まだだよ
4
旦那氏が職場で貰ってきたりんご ちま猫ちゃんの頭よりデカい
9
食い気味に「知っているよ」と言う
三歳
(
きみ
)
はホントに知っているような目で
8
布団から出られないのは雪なのか寝ぼけた頭懸命に起こす
9
親指に圧を加えて待つ逢瀬 二十三時ならまだ、そこにいるよね
4
グッドモーニング 全ての場所は想像よりもちょっとだけ遠い
4
遮光カーテンを 開ければ
秋冬
(
あきふゆ
)
の 狭間の空が 見上げる程で
3
掌にそっと結晶のせてみるじわりと溶けて冬が舞い出す
6
二日ぶり「デカいう〇こが出た」と言い笑い転げる日々はいつまで
9
V字描き低く飛び行く白鳥の見ゆる大地の白ひと色に
13
おみくじをぐるぐる回し引き当てる大吉手にし蒼天仰ぐ
4
あかるさに慣れてしまった化物は二度と夜には帰れないのに
2
大空をパラセーリング羽ばたいてこれが「自由」の代名詞かも
5
煮え切らない暮らしをほんの少しだけ あなたに褒めてもらいたいだけ
12
ほくろとかシミとか、数えると増えるよ じゃあ幸せも? ひいふうみ
5
両手上げ「わからなーい」とリアクション見せられ思考がとまった会話
8
医者の出す抗鬱薬は効かないが 愛の言葉が私を癒す
10
日の暮れにとなりの花を羨んだ 伏せたまつげの
初心
(
うぶ
)
なきらめき
7
何故にファンヒーターは裸に近い格好のとき石油無くなる
12
フロントガラスに潰れる水滴がざらつきだして右足硬い
9
神様みたいな君を崇めては僕の心はいっぱいになる
4
吹かれ行く木の葉は円を描いてる 私の風はどこへ行くのか
5
市長は蜥蜴に生け捕りの餌を与へ夫人歿後の伴侶
4
あなたの服箱に詰めつつ言い聞かす 夢を見ていたわけじゃないって
6
一枚の証明写真印刷されひとつにしてひとりならざる
2
よんさいで 吹き矢のみこみ 窒息し そのご六十年 ながいゆめ 余生 /歌で個人史 過去歌
6
数合わせ 一夜限りの
宴
(
うたげ
)
にて
盃
(
さかずき
)
交わす 名も知らぬ人
14
遠浅の渚ようやく指さきをつめたく濡らしじっと手を見る
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