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すきだから そのひのうちに たべないと とじこめるのは むずかしいから
4
今宮の いつきと問へる
承如法
(
しょうにょほう
)
ゆかしは歌のみちか真木の戸か
6
春風の中であなたが振り向いて歌とひかりを食べていた午後
11
どこまでもこの花束を抱きしめてひとつの春を我がものにせよ
10
もしも霧や霞であるならば空から君へと降り注げるのに
3
花の上に涙を露と残し置きて霞の奥に消ゆる
雁
(
かりがね
)
6
カーラジオ かなた師匠の名を聞けば 必死で真顔 春嵐の日
7
轟々と猛き風受く買い物は怯む両足檄飛ばしつつ
12
春風と 花と線香 缶ビール 供えたエビスに
亡父
(
ちち
)
も笑顔か
10
柔肌の
双丘
(
そうきゅう
)
の奥の 脈打った 脆い心の ソコに触って
3
春嵐 澱む政老 吹き払い 刷新若き 正義もたらせ
4
よく噛んで食べなさいねと ねこに言い いい音だねぇと ほめて育てる
26
春あらし 悲鳴の如く風唸り 母の買い物 今日は止
(
と
)
めよう
13
脅されて黙ってしまった薄暗の 庭を歩けば満月の匂い
4
色褪せない言葉を探す 平易じゃない フルカラーで
2
火傷みたいな過去を辿り 触れる柔肌
2
だから 僕らは、シュガー・マウンテンの外に出よう
2
息苦し蒸し釜の夏もすぐ終わる 冷えた素麺呼吸すれば
3
沈む夕陽と古いフィルム 解釈違いのニューシネマパラダイス
2
世界中を飛び回ろう 呆れるぐらい 僕らはスワロウ
2
古生代の菅推目 泳ぐ浅瀬のディープウェブ
2
屋上に吹く風 必要なのは飛ぶ勇気だけ
3
胸に飾りのスターマーカー 出来損ないのハリウッドスター
3
開けたてのコーヒー時間をかけ淹れるほらいい香りまだ大丈夫
8
太陽のフリをしているタンポポと雲綿毛の緑空(りょっくう)寝転ぶ
4
御猫様どいて下さいダメですか それでは掃除は明日にします
13
自販機のゾロ目に吐いた 安堵感
2
夏の日に 置き忘れたのは ささくれか
3
反抗のこぶりの歯形じんじんと 何度もながめるひとつの勲章
11
屋根に猫漫画のような光景を仰ぎ眺めるいいもんみっけ
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