いつの日か君と別れる日が来るとわかっていても信じたくない
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そうだねの意味するところ分からずに目を閉じたままカブの音聞く
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息継ぎを教わってないから酒と不安の混合物に溺れる
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ワンタタン ワンタンタタタ タタタタン ワンタタタタン ワンワンワンタ
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○□△△□ ○□△□△△△ △△△△□ ○□△△△△□ ○□○□○□△
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大掃除諦めそのまま帰省する 今の汚れと共に生きます
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うしないしひとのかたちをした穴を埋める都合のいいひとはなく
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美味しいと感じる舌に励まされ 苦い暮らしに心を肥やす
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背を正す余力もなくば生きかねる 力まにゃだめか 楽しちゃだめか
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吐き出した涙産まれのユーモアは春まで届いて冬を越させし
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君といると心ふわふわ いつだって普通でなんかいられやしない
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六畳間照らすまあるい蛍光灯 眠れぬ少女が縋る満月
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猫は寝子 どんな夢を 見てるやら 日々徒然 悠々自適
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‪魂の洗濯をしてよれよれにならないのかなパンツみたいに‬
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どこかしら 隙があるから いとおしい コケる日もある 人間だもの
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寒いほど星がきれいに見える冬 自販機ココアと共に旅する
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「だつこして」むづかる吾子をたかだかとかかげてみれば冬空の青
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生きてほしい 祈りは欲の昇華だよ 私が君なら死んでほしい
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ひとりでも何と楽しきテーブルか仕事納めの自由なパスタ
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納まらず納められずも納めよとなお納まらず寒風は吹く
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慣れてると強がりなさるな柔き人たまには怒れ泣いてもいいぞ
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「好きでした」 言えない自分が好きでした 辞書に押し花 もう香らない
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許せないよ 呼吸すること笑うこと 呪いたかったな 幸せにおなり
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キャラメルの甘さに始まりコーヒーの苦さに終わったひと冬の恋
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引いていく波とおんなじ静けさで言葉を紡ぐひとになりたい
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月の闇 誰かの命が燃えてるの だから貴方の 見る目は赤い
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あなたへと想いを寄せるわが身とは普通であるかそうでないのか
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徳積まず 毒は吐くのに なぜかしら お坊さんに 気に入られてる
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メリクリとあけおめの間のひとときよ お帰りなさい静かな時間
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そばにいる男は僕じゃないけれど 祈らせてくれ きよしこの夜
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