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陽に透けて白けたメモにある字句を頬ばる冬の、厚き失恋 

選ばれた檸檬一つに付く嘘を籠に残して「彼」と支払う 

忙がしい、と打ち込むまでの躊躇いに釣り合う過去の恋は痩せてる 

忘れ物、と渡す名前にある冬を歩いた夜に換えた履き物 

月重ね古びた恋の文に打つ、涙解して君を浮かべた 

傘のない名前並んだ黒板を写す二人で染めた夕暮れ 

膝に乗せ悩む頭の湯気に立つ冬の木枯らし外の恋路と 

暖房の捻り惑わす君と抱く恋の顔した朝を迎えた 

文字、数の限り尽くせず話す日の声に応える「好き」と会話は