いいことを しているつもり されどまた 下心あり そうとも言える
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寒すぎて どてら着たまま 寝ています 帽子被って 襟巻巻いて
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いいことを 話さなければ ならないが 言えば言うほど 偽善に見える
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遊蕩と耽美を生きる理由（わけ）にして何が悪い俺の美の世界
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閉まってると素通りかけた喫茶店煙を浴びたチョコレートパフェ
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年金を切り詰め暮らす祖母からの英国製の板チョコレイト
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ここで吊ると決めたところに布団敷くあの世の冬を寝過ごすために
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その行為自体不愉快ですが まず ｢シーシャ｣って音がシャーシャー五月蝿い
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旅路急く綿毛が宿に着くように次の風待つ齢25
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吐息が白くなる あなたのその真っ赤なほっぺが冬を伝えてる
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高級文化（ハイ・カルチャー）と食卓（テーブル）は放棄します ぼくらいつだって抵抗席（カウンター）
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日本海に溶けてきみを待っていたい　きみは流氷に似ているから
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ゆいちゃんはもう死にました。きみ=（イコール）世界は死んだということにしました。
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私とあなたの元カノが参加する　あなたが管理人のデスゲーム
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通知欄　鳴らないスマホはいつもよりほんの少しだけ　軽い気がした
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オレンジの雫がおちる台所　あなたの手ごと齧り付きたい
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泣き言を言うより先に闘うの　希望は自分で見つけるものだ
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わたくしの心の底に海がありそこで涙は産まれているの
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退院の方に贈ろう　「さびしい」のかわりに詩を数多の花を
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あさまやまかかる朝日は霜枯れし花を飛天の光輪と為す
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念ずれば叶うのならばわたくしの祈ったことが事実となろう
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病室の窓は額縁　青と白　夏は褪せゆき秋は染めゆく
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しっかりとした眠りから覚めたならなんてクリアなクリアな世界
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食事するその一口目、口内がキューッとしまる　これが「おいしい」
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しずやかな所作で私の手をとってジアゼパムとはやさしいお方
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空のあお海のあをとが響きあい青い花だけ知ってる秘密
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「ギョロついていないでしょうか、私の目」透明なまま世界を見たい
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愛の名の下に無理強いしないのが薄情ならば薄情でいい
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悔恨に胸みつるとき ひとさしの 煙草に灼けし 哀したましい
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きゅうりに味噌をつけて　一杯やる　これは親父の受け売りだぁ
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