ニク(29)の日に値引き弁当食べようと一時間待つ今宵は小寒こさ
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「それなぁに?」 小さなお目々 ぱちつかせ 急接近す 知りたがり屋さん
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風吹いて 種から出づる 芽を愛でる 自然と共に 暮らしなりゆく
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溺溺とおぼれゆくかな肋肉へ集る蠅しづか 聖母哀悼曲
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エアコンを ねこがまじまじ見つめてる あたたかい風 不思議な音も
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火照る脳 落ち着けおまえと 降るスノウ LINEひとつで またひとり相撲
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羽交の鶏頸刎ねて鶏頭の花へしたたる蘂の髄、その他
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小児科で泣いた帰りに行く八百屋半世紀前の真冬の苺
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ころころと変わり過ぎます主義主張誰のことかとそれは言えない
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シャンプーの成分読むの好きなのにシニアグラスで風呂は不可能
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季節なく並ぶ果実は曾祖母の昔ばなしを聞いていたのか
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その場所で壊れそうなら引けばいい 根性論など机上の空論
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空に手をのばしてごらん今夜ならたちまちづきに祈りも届く
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伊予柑を食み乗り越えし悪阻つわりの日々 遠く懐かし甘酸い思い出
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こころ澄むまでこころ死なしまば 雄鶏一羽二キログラム三千円
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新興住宅地の看板冬陽に晒れて空家の窓・窓硝子閉め殺し
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「ガンダム」が布津御霊をふるひつつ敵みなころし愛を問ふ 話
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ドライアイ涙目辛く見苦しく 猫なら目やにも可愛いものを
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被災地に続く青空 光ごと ラップで包みいたわれたなら
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誰にでも言ってもせんないことのあり ないこととして飲み込み笑う
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神の顔を見るまで死ねぬ、と言う人に 死んだら見れる、と言って殺した
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君があの男とするであろうこと モザイクかけて想像をする
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人間がいくら堕落の申し子といえども限度はあるはずだろう
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愛しさを本能だとは信じない君はいつでもポエム綴った
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飼い主を見上げ行く犬見かけると  幸多かれと 祈っちゃうよね
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青空に誘われ出たい朝散歩 あいにく月曜 パン屋は定休日やすみ
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だっちゅーの できるほど胸もないけれど トースター覗く姿勢は「だっちゅーの」
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肩の上 くるんと丸くなりまして こねこの気分で チビ猫ねむる
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カロリーを見ている時は、カロリーもこちらをじっと見つめてるのだ
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人は皆 愛することを 恐れれば 愛されぬまま 一人残され
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