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紙の上で夜は明けてゆき頁を押さえる指までも照らし出される
5
拳大に固めて叩きつけたならこれが怒りとわかるだろうか
2
からっぽの壜にちいさな象がいてその背中から落ちかけている地図
2
磔にされた男をイラクサの怒りの棘ごと火焙りにする
3
青年の羽よりも薄き胸からシャボンが涙のようにこぼれる
4
大きな手に潰されているような夜がきて楕円の闇が広がってゆく
3
寝転んで例えば地球が回っているそのスピードを背中で感じる
8
溺死してたむけられてる花になるくらいだったら泥になりたい
5
きみはうつくしいひとです、どこまでも ただどこまでも きれいなひとです
2
無力さと モチベーションの 低さ故 頑張ったとして 社会の底辺
3
見つかった そんな時には 遅かった もっとはやく 来てくればよかったのに
2
以外にも 自分の近くに あるのかも そんなことも 知らずに生きる
3
地を這って 光るものが なんなのか 探して磨いて またまた探して
1
ほとばしる 虫酸と酸味と 苦しみが 明日も来るさと 自分で笑う
1
夜にしか詠えない私 すずむしに 勝手に親近感持ってたり
2
地下軌道 定時運行 鉄の箱 未だ醒めきらぬ
人体
(
からだ
)
を運ぶ
1
もうそろそろ人の体を通さずに生まれる人がいていいのでは
3
窓辺には夕焼けに紛れるように明日の影が小さく覗く
2
地下街のフードコートのざわめきに 言葉を選ぶことさえ惜しい
2
行く鳥や お前もきっと孤児だから 見逃してやろうか きょうのところは
2
大好きなひとに名前をつけられて解かれたようにお前は笑う
2
感情に名を付けられてうっとりと 少女のようにほほえむお前
1
使用後は、便座の蓋を閉めましょう。出来ればトイレのドアも頼む
5
初めから好きと云えれば苦労せず 旬を逃す初恋の味
2
目玉焼き白目の形ととのえる誰かに見せるわけじゃないのに
5
二日酔いなんですあの日からずっと喉が灼けつくような初恋
7
またひとつさよならをして豆乳を飲んだけれどもまだ苦かった
1
僕のことで頭をパンクさせたくて失恋の曲で思い出させる?
1
フロイトもユングも知らない夢のなか 君と出会って得意に笑う
3
ヒーローが参上した足で踏みしめたシングルマザーの蟻の亡骸
2
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