有終の 別れも無しに 涼風(すずかぜ)の 吹く頃君は 何処(どこ)かへ消えた
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数センチ風呂の窓開け夜を呼ぶ 涼風顔に受ける幸せ
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何もかも忘れて乗り込む夜行バスにも着いてくる残した仕事
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地獄耳自慢していた母なれど 聞こえぬことも良いことありと
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母ついに九十六になった日は 風はいつもと変わらず吹いた
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ハンドルを握りどんどん離れてく 遠のく家は私縛れぬ
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リアリスト 気取っているけど 本当は いつか会いたい 運命の人
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発売が 待ち遠しかった ぬいぐるみ やっと見つけた 今日から友達
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『案山子(かかし)』聴き「父の日」耳にする月夜 河の向こうにさがす おもかげ
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ガラケからスマホに替えたメモリには 笑った君がほとんどいない。
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一曲の名前も知らぬボーカルの 声に恋した五月のドライブ
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さればこそ 春過ぎたるを忘るらむ 今しも鳴けり老鶯(おいのうぐひす)
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初なつの 野(の)ら化粧(けさう)ずる紅(くれなゐ)の 咲き匂(にほ)ふては紅花榮(べにばなさかゆ)
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社会(みんな)には無駄にしか見えないことにこだわっている生かされている
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インドカレー 大きなナンがはみ出てる ちょうど海の比率みたいに
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夕暮れが近づき風が冷めてきてまだ春なんだと思い知らされ
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意地がぶつかり合ってシーソーゲームいい試合だったと勝ったら言える
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鈍行で君と惰眠を謳歌する 明日(あす)の始発でまた待ち合わせ
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夏らしい帽子を母にプレゼント 今年いちばん笑顔が見えた
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夕飯を作った指にも痕跡が 残って漂うヒント:タマネギ
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玉子焼きその一切れの出汁香る 丁寧に生きる貴女を知る
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後朝(きぬぎぬ)にのこされたのは溶け合った色合いを抱くふたつのうつわ
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いろはすと同じ温度の微温湯と沈みあう あなたのことはそれほど
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これやってこんなに痩せる立て看板いかがですかと聞きづらそうな
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半袖にオーバーオールのお出かけも夕暮れ風は肌に冷たい
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せまいカゴ おはこもすきなの ねこだから おちつくんだよ じゃすとふぃっとだ
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プルプルのコーヒーゼリーでリフレッシュ サイゼのやつもまた食べたいな
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住宅街 隠れ家のような 喫茶店 レトロな雰囲気 心に刺さる
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君が使う 一番強い一駒に なりたいと願う チェス盤の上
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あわよくば 君の「最初」になりたいし なんなら「最後」も 私がいいな
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