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呆け初期の勝手な解釈始まって私だけでも飲む安定剤
10
半ボケの母に苛立つ吾が無力雄物川へと身を投じたい
9
きっともう終わった恋だ 炭酸の泡が消えゆく音を聴いてる
7
もしかして今日はひと雨有るかもと痛み出す首そう告げており
14
言ったなら終わってしまう気がしてて笑った顔で下唇噛む
6
くらがりに 煙とともに 赤蛍 つかの間の光芒 面差し明滅す
2
タヌ猫は母の子なので 我、子守り ねえや状態 ねんねんころりよ
7
「ねーたん」にも甘えていいと 猫
(
タヌ
)
理解 クルクルいわれ まんざらでもなし
6
たった今 セミの声きく 今年初。 陽射しがキラリ 葉月
朔日
(
ついたち
)
/
北の夏
15
至らずに つくってしまった わだかまり そんなになるまで みてみぬふり
/
瘤
14
査察受け袋叩きで委縮して小さく見えるデカい看板
2
雷が鳴ってからではもう遅い雹の降る中鉢持ち逃げる
5
このキャラが好きだと君が言ったから作った在庫日の目を見ずに
1
君だけのカード作れば「いらない」と「兄と同じがいい」と返され
4
昨日の昼寝今朝の寝坊怠惰に始まる葉月快晴
10
薬局の米粉のパンが美味しくて キウイも食べ頃 良い朝だった
8
月ごとの頭と末に驚いて日付を見ては
刻
(
とき
)
過ぎたるを
6
たましいの容器に乗ってブレーキも無く馳せる時のハイウェイ
5
ガクチカはゼミで森からタケノコを 採って煮込んでシチューにしたこと
3
カーテン開け 秋雲ありて
抱
(
いだ
)
く微かな悦び 蝉時雨に打ち消さる
6
ねこが破った 障子の穴から青空が 今日も酷暑になるのだろうか
9
電話にて 長々話す 先輩の 切れずに時の 過ぎるのを待つ
5
腰痛く 別れた妻に 電話して 薬を頼む 友の心は
3
がんの本 勧めし気持ち 良く知らず ざっと読んだら 妻激怒する
5
丑三つ時 ヤケ酒はじめても仕方ない 朝イチ、ラインで「昨夜はゴメン」と
5
もうちょっと言いようあったろ、我のバカ 冗談めかして めかしきれなんだか
5
やらかした 眠剤のんでた寝る直前 友とのライン 真意伝わるか
4
君のこと思い出すたび苦しくて それでも君を思い浮かべて
8
26
時 君から突然来たLINE 途切れぬように話題をあさる
9
「ひとりで映画観てきたよ」と友が言う チケットは2枚あったらしいが
6
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