会いたさは秋の夜長に咲く桜 実家の前まで迎えにきてよ
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秋晴れに飛行機雲コントレイルのたなびけり見知らぬ人と同じ空見る
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秋雨に 憂いて思う 心情の 思う心 遠きの未来
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秋の朝 “トイレ貸して”と来る客に 張り紙したい “鳥お断り”
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今日はもう疲れて何もする気なし!なんて言ってはみたいと思う
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階段を 昇る途中に ヒコウキが 窓を横切る 幸運のしるし
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“感性が無いね”と言われ萎むより 萎んだ私の感性褒める
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別れ際ちらりとくれる一瞥いちべつすら 日記に書きたい、きみはかわいい
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良い猫写 撮れたら加工 絵の具風 iPhoneに貯め ニヤつく秋の夜
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僕らだけの宇宙 僕らだけの光 きみは今日から故郷へ帰る
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長ネギを刻む幸せ満ちている 男のための料理教室
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草原を見て美しいと思うように草も渋谷を美しいと思う
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風に乗りベランダ届く秋らしさ 金木犀もくせいの香と運動会の音
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胸傷み横臥にうつ伏せ仰向けと一睡もならず朝陽射し来る
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控え目な銀木犀に気が付いたきっと毎年咲いていたのに
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未練とね 感謝の気持ちともに詰め 区切りをつけた 無名の祝い
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ぼっちでも そうゆう人生ひびと 思ってた 「仮面」外した ひとは君だけ
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検査終え診察室へやに 入れば即オペと救急対応ストレッチャー
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トンネルを1つ抜けるたび空暗く 雨の舞鶴 何食べれるかな
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健気にも働き詰めの心臓は八十年経て悲鳴を上げる
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血管の手当てが終り深呼吸ひさかた振りの空気のうまさ
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こんなにも痛みながらも心臓はまだ働くもう休めありがとう
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モルダーに 「誰も信じるな」云われてた 心ゆるして 裏切られたよ
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母当てし襁褓むつきは知らず入院に若い看護師のむつきの世話に
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病院は上げ膳据え膳厠まで美人の看護師付き添ひくれる
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朝顔が 今頃に咲く 夏庭の 色枯れるごと 秋は深まり
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散歩道 歩けば香る金木犀 君と歩く 安らぎの時間
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リハビリに五百メートルただ歩く心電図付け負荷を見んとて
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秋風に 吹かれ散り行く 緑葉の 姿見るや 冬来る知らせ
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すれ違うニットに残るたたみ皺 濃い赤ブラウン秋ここに来る
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