バカみたいに明るくて、どこか間の抜けた歌を詠みたい
ゆふ暮れに伸びるあなたの影法師消え入りゆくのを見ないふりした 0
ひたすらにただひたすらに山登る 眠れる我が子を背負いて登る 1
天気予報マイナス15度見て震え ふと、思い出すここは東京 1
君に会うために通ったマクドナルド スマイル0円テイクアウトで 0
体温と同じぬるま湯ゆるゆるととけだしていく あいでんてぃてぃ 0
ストーブのコンセント足で引き抜きし日 向かいの猫が死んだと聞いた 3
手を伸ばす 届くはずない月さえも掴めぬこの腕ましてや君など 2
振られたジンジャエールの泡達に生きてく意味を見出してみて? 1
アルデンテの良さが分からぬ君と交わる私の焼き加減はウェルダン 1
携帯で「に」の文字打つと君がいて 胸が高鳴る 名字だけれど 0
「う」の時の下唇が好きだから「さよなら」で行ってしまわないで、お願い 3
たくさんの思いを 祈りを 亡骸を 抱きて笑う海はひろいな 0
黒板が見えない君が目を細め眼鏡をかける 今だけ好きです。 1
君のような猫のような君が一つ、伸びをした時 まばたきは永久 0
あれは確か カナカナボーシとウソをつく ぼくのあだ名は昆虫博士 2