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困ってる 時ほど ちょっと一休み コーヒー淹れて 何食べようか
6
ねこかぶる、かぶるだけってとなえるの、野蛮な場所で生き残るため
6
まんじゅうをふたつに分けて弟と魚買う母待つ夏の夕
8
目覚めれば空気は冷えて風唸る音と交えた寒の襲撃
10
「パパも泣くことがあるの?」と子に聞かれ 君が産まれた日には泣いたよ
34
人一人活動すればエアコンがついてなくても一度上がった
2
新しいサッカーボールを卸した日風の立たない小春日の午後
7
生き様を立派に語らう人もおりポツリポツリの亡父母が愛しき
35
昨日食べたラムネアイス色の朝 午後の授業はマラソンだけど
6
おたよりが通じることのありがたさ 心の便秘 しませんように
20
病弱のこどもの末を案じつつ 甘えを諌める母の麦踏み
15
願はくは無為徒食での長寿より社会参画で余命のばさむ
5
能登の地はさらなる救援もとめてる 雪降る路に地蔵のつぶやく
16
ここが僕にとっての宇宙なのなら きっと君の唇の中
1
吾のみが不在でみんなのさいわいを 遠望すべし
L’isle joyeuse
(
喜びの島
)
3
見わたせば良いも悪いもなかりけり 人が勝手に色を染めおり
7
「つべつべね」と私の手の甲を撫でたあの日の母の歳を越えた
11
いつの日か週休六日制にして今の非効率をバカにされたい
6
微睡
(
まどろ
)
みにかかる
簾
(
すだれ
)
をかき分けて
瞼
(
まぶた
)
に覗く宇宙を見たい
3
走馬灯 主演は俺だぞ 息巻いた 君のことだけ 映したフィルム
4
あいつは中指にあるペンだこに菌が入って死んだらしいよ
2
あの人はLSDでまた踊る 僕が空気に溶けたなら黄色
2
踏切の青い照明 私にはスポットライトでしかないので
2
分離したケチャップだけが知っている僕の「自炊してる」という嘘
6
君が吐くタバコの煙と僕が飲む紅茶の湯気で打ち上げる
狼煙
(
のろし
)
1
A
I
の君と口づけかわすとき ほんのすこしだけ理科室の匂い
5
語彙でいま読んでる本がわかる君 きのうハウツー本読んでたね?
3
おしどりの意味を知らない幼子は 当たり前のように両手つなぐ
3
夏に光って 「我々の計画は失敗しました」とは言わないで
1
大抵は心の中に海を飼う そこに泳いで来たのが君だ
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