「Verb!」って産声あげたから人は色んな動きに名前をつけた
4
月ごもり 雨季の知らせは ささやかに 温い君との 暫しの別れ
5
雨上がり 雲のはざまに 苺月 私の紫煙で 君を秘めたい
6
よくないものに群がった翅音めく音波電動歯ブラシを歯に
5
手土産に調理パン二個持って来るスッカラカンでまた義理堅い
8
彼女よりお母さんだよそんな目で見たらダメだよ忠告してるよ
4
一日をまた君と歩くこの街の学生みたいに自転車を押す
11
言ってよ好きだって今すぐに その唇はかわいい飾り?
4
今日もまたテキトーな仕事する皆を見ないフリして社会は回る
4
最果てでお会いしましょう約束ね 指切りなんてしなくていい
7
雨の日を重ねるごとに見せてゆく夢を裸を手首の傷を
5
特別な日にはケーキがあったからケーキセットを頼む休日
2
何気ない会話を歌に詠んでみれば恥ずかしいと照れて笑う君
2
アベックとカップルとでは何が違う言ってる世代や地方が違う
2
真っ白な髪の少女を見て思う富山の祖母は元気だろうか
6
私のこと撮ってください伝えれば私と短歌を撮ってくれる君
1
エレベーター降りてきたのは自転車のお店のおじさんどうしたのだろう
2
乾杯と献杯の違いよくわからずとりあえず周りに合わせてみようか
1
ばんざーい万々歳と聞こえれば私もしようか万歳三唱
3
よしよしとつらい人を慰めつつ私の頼る先はどこなの
3
東から来た電報をAIで西に送っただけの一日
8
懐かしいいい匂いのする君がいる次回はいつに会えるのでしょう
1
京都人こころを隠し人と会う本当の心いつ見えるのか
1
ビアボール ホッピーだろと毒づいて 我が国のいま貧しさを想う
3
かるさまへ  ブラウザかえたら(firefox→Safari) 削除できました 御返歌 ありがとうさんです
3
嘘っぱち わかっていても すがりたい 求めてしまうのソウルメイト
3
嵐去り 山帽子散り 皐月散る 夏を感じる 土曜日の午後
8
一位で抜けた東風 つづいては ひっくり返ったてんとう虫が
2
韓国のおしろいが舞うその先に イェイツの歌う小さな孤島
1
諦めてあしたやるかと手間しごと急がば回る家宝寝て待つ
7