ああそっか、わたしはこれでいいんだと 何者にもならなかった自分
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あちこちのお寺に眠る友訪ねお弁当(べんと)持ち寄る墓参りツアー
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重力にあらがうぼくがあらがわぬきみに満たしたかりそめの海
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お彼岸のお参りおえて安堵する葬送(おくり)たる友六人になる
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忘れなくていいと思うと安心して忘れる時間を作れた/「海のはじまり」より
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眠剤が効いてフンワリ眠くなる ふぅ~と何故だかため息が出る
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今日もそう。醜きはこの心でさ、必死に塞ぐ。表に出ぬよう。
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在りし日は子は鎹(かすがい)というけれど今やLINEが一筋の糸
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嘆願も慚愧(ざんき)も要らずそのままのキミを抱き寄せ光へ翔(と)ぶよ
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初恋の君の名前も浮かびこず昔話(はなし)が弾む同窓会
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秋だから読書するとはりきるも日々残業時間を取れぬ
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薄暗い外を眺める午前五時まだ陽は出ぬか菊月の朝
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いきることいききることききいることとこいるといいきる いきる
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夜長月夏と変わらぬ服装で外出歩けば鳥肌が立つ
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蒸し暑い部屋を飛び出し外出れば冷たい風が髪の毛揺らす
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お祭りのくじに小遣いぶっ込んで友食うのそっと見ているイカポッポ
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マニアックもよきものですよ わたくしは アニソン好きで 聖闘士星矢(星矢)にドラゴンボール(悟空)に
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身震いのひとつおきそな今朝の冷え「彼岸明け」かと庭に下り立つ
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ねこ母もさっき薬を飲みました 寝かしつけるは ねこの役割(そして夜中に起こすのもねこ‥)
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夜9時に睡眠薬を飲んで寝る そして夜中に目が覚めちゃうの
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幼き日母がちふれの化粧水はたく横顔憧れていた
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僕たちは正しい距離を見失い送電線を踏み付け走る
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前頭葉 老化のために 委縮して 言いたいことを 言ってしまった
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怖い人 怖い看守に 見張られて 私語は厳禁 絶対服従
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刑務所に 入ったことは ないけれど 児童館って 刑務所みたい
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窓開けて聞こえる虫の合唱にリズムとってる私は指揮者
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シャツの袖 覗いた腕の粟立ちに 短き秋の訪れを知る
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やりきって振替休日のキミのチャット饒舌やりとり嬉し
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宝くじ 当選したと メール来て 買ってもいません 新手の詐欺か
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青い空「もう秋かもね」君が言う変わらぬ想い(すきを)笑い誤魔化す
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