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寝る前にハンドクリーム塗りたくてきみに小指を吸われるのを待つ
4
階段で 足の置き場をまちがえて 転がり落ちる 世界が回る
16
一日に十個も食べてはいけません 親は宇宙の法則だった
7
詩の秘密をさぐらんとして朔太郎 その都市てきな青さのうちに
6
たいせつにされる権利は誰にでもあるものだけど、毒親育ち
14
熱が出たくらいで来るなもう泣くな氷枕を敷いたくらいで
8
足先が冷えて 靴下引っ張り出す(モコモコ)
茶など
(
ハーブティー
)
お代わり 布団にもぐる
13
雨が降る バイトに出掛けたあの人は傘も持たずに行ったのだろか
7
ねむそうな チビ猫なでて あったかい おみみのさきまで ぬくぬくちゃんよ
15
坂の上の空き家の庭をいっぱいにコスモス咲けり 荒れにけるかも
14
憂鬱を 忘れんがため 狂いたし ただそのために ただそれだけで
14
少年がエロイムエサイム唱えれば 怠惰なメフィスト寝転び出でる
7
水面
(
みなも
)
へと浮かび出るのを待っているそんな気分のうた詠み時間
16
ふと気づく あの頃の母今の我 とうに追い抜き 未だ未熟で
24
我が居場所 ないのではなく決めぬだけ いつでも自由どこまでも自由
20
パルメザンチーズのように砕け散るこんな結末望んでないし
10
もういっそ全部まるっと手放してせっせと土に埋めてしまえば
10
牡蠣出汁の塩ラーメンとは 滋味ふかき やっとカップラ美味しい気温に
13
独りでは解けないパズル 愛情は自分で満たすものでありたい
18
月命日われ墓へ参る他の家族の分焼香近況報告
7
オリーブの小雨の中の剪定は 大胆に伐る息子に任す
12
なだらかに赤茶の木々が山覆う鳥の目で見た道央の秋
12
わたつみの底の浄土の住みごこちいかにと問ひぬあをうみがめに
8
鈍色
(
にびいろ
)
の午後なれば
外
(
と
)
にも出でがたき 仕方なきにとあんずジャム塗る
8
洗濯
(
部屋干し
)
をまわして のんびりTVerを 相棒「恋文」よきエピソード
10
肉まんの美味い季節になりましたあんまんピザまん中華まん/詠った端から(笑)
16
降りしきる薔薇に焦がれ陽に灼け死ぬ。夢と引き換えのメフィストフェレス
10
古書店で太宰を一つ手にとった その気にさせる秋の長雨
26
あれこれと 注意されたり 指示されて 怒りたくなる 惨めな身分
7
チャリ族で 縁はないけど GSが 閉店予告 胸が騒いで
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