Utakata
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部屋籠もり会話無くなり思い出す我の声帯機能するかな
4
どろどろのココアみたいな感情に溺れさせるの上手いね、あなた
2
アオトバーン百度女と会ひたれば今に死ぬるをわれ厭はざれ
1
異化効果【イクヮカウクヮ】重ねても彼氏彼女になれずに二月
1
久住さん、なにかいいことありました?
SNICKERS
(
スニッカーズ
)
を食べているだけ
2
躁なれば捨つるも楽しプリントのパリンと折られ鳴る小気味よさ
1
ていねいなくらし なんかは程遠くポッケで握りしめる
500
円
2
この歌はお前とお前がその昔仄かに浮かべた笑みに捧ごう
1
俺と見た景色をそのまま切り取って小瓶で流す手の清らかさ
0
ゆびさきのきれいなビームを逃してもフリースローが決まったズーム
0
或ひは唯 惑ひゆきたし
落葉松
(
からまつ
)
の林の香気 肺沁むひかり
1
あなたから思いもかけず花束を 天気はいつも三寒四温
0
レンドルミン ビタトレールに マイスリー 眠たくなるのを あとは待つだけ
1
何がそれ 大事なのかと 相問ひし 気圏に生くる ひとの哀しさ
0
大嫌い。行けたら行くって、雑返事。 それしか言えない、今がその時。
1
夜八時 ボーナス・タイムの ランデヴー 立待月は 目覚めたばかり
0
列を成す、子供等の傘クルクルと。 雪降るリズムに合わせる輪舞曲
(
ロンド
)
。
1
僕にとり祝福された産声は十六年の歴史となりて
5
月よりも 街の灯りが 眩しくて 刹那だからな ひとの営み
1
ここにいる わたしはここにいるのだと 叫び続ける まっくらな森
0
ささくれを突然ちぎるように去る ちいさな傷がいちばん痛い
1
目が合って、好きだと気付き思い出す。 私にはまだ、恋があったと。
1
ふと、父の 声聞いたよな、京王線。 涙よ勝手に流れてくれるな。
3
2と0と2と1たちが踊ってる 僕はどこかに置き去りだった
0
死ねないな 遺言になるかっこいい 歌がひとつも 作れてないから
1
腑
(
はらわた
)
が痒くて腹を掻き切ったクランケのいるイチマルニ号
2
泡沫の意味が膨らむ空間で泡沫を詠むことの困難
2
一月が終わる速度が早いので来週頃には三月かもなあ
0
思い出は良いも悪いも青色に詠んでしまうと呆気ない春
6
こだわりは今出さなくていいんだよ。 君の美学はどうでもいいよ。
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