Utakata
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君なんか大嫌いだと
百八回
(
ひゃくはっかい
)
言ってみたけど去らないマーラ
1
触れられぬ触れられぬとも、側に居て まばたきの音が聞こえるくらい
2
寝落ちしそう まさにこの 瞬間です 怖くて怖くて 怖くて怖くて
1
忘れたい。頭かち割り取り出して 漂白したい、シーツみたいに
3
二年前から君の名を探してる 春の夜明けによく似た音の
2
夢が
生
(
な
)
る木があるという もぎ取ると途端に夢で無くなるそうな
2
世界など 滅んでしまえと思ってた。 君がいるなら、もう少し待つ
2
愛だとか恋だとかを知らない君はタピオカロイヤルミルクティー
0
ハチ公を連れて歩くこれからは 待ち合わせじゃなくて会いに来て
1
発音が
h
e
l
l
o
って突然聞こえたら猫が暴れているだけだった
0
股のうえアイドリングのスモールカー
Cute
♥️♥️
💨💨🐱な燃焼機関5656
(
を排出
!
猫エンジン
n
y
a
)
0
あめ が ふ っ て ゆ くきみ
0
あのシャツもクローゼットの彼方から問うてきました、「春はどこから?」
0
通勤路
中程
(
なかほど
)
にあるロープ屋の名を思い出すいざというとき
0
曖昧な距離で隔たる僕らには不要不急の誕生祝い
1
名を持たぬ関係性の僕たちは誕生日すら不要不急で
0
眠りたりない朝だからうたを詠む 消えようとする深夜を留めて
3
ひとはこのマスクは急に我々の時給を超えて尊くなった
1
恋の歌 溶かしたチョコに練り込んだ きみのお腹で 密かに爆ぜろ
0
零下二度 子が産声を上げるまで 生にも死にも染まらぬ時間
2
息を吐く。震える足で立ちすくむ 私は上手に、泳げるだろうか
2
おかわりを茶碗によそる君を見てより甘くなるぶりの照り焼き
2
水槽が大海原にみえるほど金魚は凛と泳ぎ続ける
1
ぱぴぷぺぽ プルプルプリン とりあえず 言いたくなってプリン食べたい
0
意味もなく 不安なのです 震えるほど 抱いて残る 腕の痛み
1
くるしいって 今日は何回 言っただろう うめき苦しみ あぁ、また言ったよ
1
春までを 夏までにして秋までと この俺にして現在りけり
0
嗚咽して苦しむあの子の姿見てたぎる僕を許せ人々
0
砕け散った 心の
欠片
(
かけら
)
を 集められないまま 僕の心は 擦り減っていく
1
木や花や 空とか風や 石でさえ 歌いたがっているものだから
0
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