ひめひろ
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二十七歳、都内の会社員です

革靴のかかとに遺る年輪に見つけし父の百万時間
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革靴のかかとに遺る年輪に父の百万時間を見つける
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愛さえも市場原理に晒された地獄の端で君を見つけた
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ひとつずつ纏ったラベル剥がすたび 他のだれでもない君となる
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紅色が無邪気に揺れるランドセル 君には十字架だったと今さら
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夕立のような寂しさ埋める人 雲の切れ間にしばしのお別れ
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その朝も今日とおんなじだったのよ 時計の針が止まるときまで
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ふと気付く あの頃探し求めたのは 火照る心を冷ます言葉だ
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明け方の空き缶ひとり転がって文明開化の音を奏でる
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「お日さま」と春には気安く呼んでたが焼き殺されてる八月の午後
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