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波間には夏の記憶は無くてただ
浚
(
さら
)
いきれない過去があるのみ
12
濃翠の森 虻耳掠め野天の湯 我が血欲しいか幼蟲のため
3
雨による傘と名の付く距離感が好きだったりする 恋に恋して
8
夕方に開くプールが大人気生活変わる予言当たりて
5
孫居らずほっとするのは最初だけ似た声あれば耳すます我
8
戦争の愚かさ伝えるサイレンが
未来
(
さき
)
の若人に繋がりますよう /終戦記念日の甲子園
23
「なむだぶ」と唱える孫が愛おしき小さなでこに大粒の汗
10
コロナ過ぎ会いたい人は激減しだけど君には会いたい会おう
5
風物詩
(
ふうぶつし
)
麦茶にうちわ 蚊取り
線香
(
せんこう
)
令和六年
(
れいわろくねん
)
変わらないもの
7
昨今は黙祷すらも忘れおりひなに教わる終戦記念日
14
先人の無念の先に今あるとオリンピアンとふ君は語りぬ
8
おとぎ話だと思ってた 赤紙が来るとかお国のためにとか
8
夏の空入道雲大勢の雲を蹴散らし威張り顔する
4
タトゥーを 入れた若いママ かたわらに 子はジュース飲む 「ママおいしいよ」
5
人々はミカドのために
嗚咽
(
おえつ
)
せり心の叫び隠したままに/「戦争は終わった!」
10
熱戦に こんなに心躍るとは まだ熱きもの 持てること知る
9
蝉はまだ夏
惜
(
おし
)
みつつ鳴くけれど空にちらほら秋の雲あり
20
戦を始めたのは この国の皇 戦勝に 喜び勇んだのも この国の民 /敗戦の日に思う
6
段々と はっきりしてくる 残165日 引継しないと 一つ残さないと
5
向日葵
(
ひまわり
)
ら
黙
(
もく
)
して
仰
(
あお
)
ぎ
見
(
み
)
る
蒼
(
あお
)
の
静穏
(
せいおん
)
よただ とわにあれかし
19
終戦が決まりて今の我等あり静かに祈る今日の記念日
15
母からは芋とすいとん焼けた家 祖母は母だった 語らずに逝く /終戦の日に向けて
13
墓参り 手を合わせながら 来年は ここに入るのかと 妙な気分
9
テクストとタグの溢れた
浩瀚
(
こうかん
)
の海に隠れた怪物を喚ぶ
6
仏法僧はコノハズク ブッポウソウはエメラルドの鳥 まさか西方浄土へ
3
南相馬の新市民プールで水練 処理水なんぞ野暮は言わぬ
3
「草原のオーバル」という詩を生んだ貴方のことをおもう旅先
3
南相馬で天然とらふぐ? 魚種の北上の善し悪しは問わぬ(旨ければ)
6
富岡町廃炉資料館 謝罪の連呼 働いたあなた達は何も悪くないのに
8
平凡な毎日送れることだけで 幸せなんだ強く思う
今日
(
ひ
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