この星に来れて良かった たくさんの大好きな人 短歌うたに出会えた
10
金言も耳にて聞けばすぐ流る 字面じづらで読めば心に留とど
27
今見てる 景色は世界の一滴で 見えないものに包まれし我
8
太陽に 中指立てて みたくなる 暑さの盛り 午後の外勤
15
日向夏のビールの泡の細かさの中で泳いでやっと息する/お疲れさまです!
12
「かわいい」は ちょっと幼稚か 気になるも でもかわいいし やはりかわいい
10
お飾りのギター 安いパンク お前をどつくのがいちばんのロック
4
人生は喜劇コメディさ なにせ笑えるし シリアス過ぎると辛くなるだろ?
8
十五時に君でない死を悼むため時間通りに君は焼かれる
5
羽ばたいたきみを天使よ捕まえて屋上にまで戻してくれよ
9
香典は愛ではないと知っている マクドナルドのくしゃくしゃの札
4
約束を交わした小指は細すぎてきみの体を支えられない
3
きみとキスした制服で飛び降りたきみの葬式会場へゆく
5
どうやって救おう? 波に攫われた砂のお城の王子さまなら
8
虫の鳴く夜はわたしのさみしさが少しは慰められていること
13
目を閉じて 期待を寄せてる アナタには こうしてやろう 指弾き
3
くだらなき 人の営み 是非なれど 非をもたらさんとす 蜻蛉に
5
透き通る一等星越しの太陽は地面に着くなり陽炎と化す
8
ろくでなし僕を形容する五文字簡潔であり適切である
5
学生服鮮烈に夏無謬にも影に見えるはその後の暗喩
4
目論見の範疇である仕草にも日夜鏡が練習台
4
名前など分かるはずない贈り物君がくれたもの名前はいらない
5
道すがら食べたことない食パンの味がした気がしたさようなら
4
触覚がないので感じることがない私に恋する数多の人を
2
待ち侘びたあの娘の寂しさやってくるけれども僕はまたもや寂しい
4
難しく考えすぎる方がいいそうでなければ人生ではない
5
酩酊の15時過ぎに春一番向かうところは敵だらけだなと
3
ひっそりと僕らは離れていくんだね mentalスケッチ 向日葵咲かない
13
12年もののウイスキーで優勝する夏
4
この梅雨も相合傘をせぬままに過ぎてしまうと思うと切なく
7