キミがまだスマホを見てるその隙に月に向かって飛翔しましょう
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腰上げて出したこたつで猫は伸び 半纏羽織れど吐く息白く
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年の瀬の夜中にこんがりフィナンシェを焼いた 罪ほろぼしのため それだけ
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轟音で走る地下鉄車輌内独り私を運ぶ西方浄土
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まっさらな真珠がすきよ 冬の日の夜の秘密のミルクみたいで
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仕事終えコンビニに寄るお目当ては期間限定ハイボールのみ
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頂いたものについてるバーコード読み取る癖は治るんだろうか
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エアコンを 付けても寒い? 縮こまる 猫にフリース おくるみにする
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お父さん私が生であるためにYES私は死にゆくでしょう
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抱かれども心通わぬ冬の夜ぬくもりだけ在る電気毛布
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か弱げな一輪挿しであるためにその花弁はなびらは剛鉄なりし
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東京の死んだ星々僕達を思い出したかのように輝く
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いつ見ても家の鏡は割れている 私の顔に私が重なる
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霊術の人が言われし魂が男であると友の又聞き
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家族いる時代ときを悲哀で回想すバターチキンのカレー食せば
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伊予灘に 沈む夕陽の 優しさに きみのルーツの ゆかりを思ふ
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ねえ今日はゆりかごみたいな月だからきみもお部屋をあたたかくして
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月命日供花持つ手がかじかんで義父とさよならした日を想う
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傷跡をなぞり合うのは許すのにいつまでも踏み込ませないまま
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タヌ猫や お運び係が 到着だ 明日ゆう ワクチン終われば ちゅーる
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絡まった カセットテープ、ほぐす度。いつかの記憶も、紡がれてゆく。
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ひらひらと空より雪の降る音に桜の花散る音をかさねる
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九時すぎて母子バタバタ帰宅して中途半端に映画は終わり
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子どもという話題があれば十時間帰つて来ないママ友の会
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チケットのネット予約システムを理解できたら売れ切れ悲し
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頂いた冷凍イクラの醤油漬けどう食べきるか独りで思案す
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AIよりAVのほうがまだましじゃん 人が動いてしゃべっているから
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「懐かしさ」までAI演出のアルバムかよ だったら俺は言の葉で遺す
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開かない方のドアにもお気をつけください だっていつかは開く
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AIが勝手に作るヒストリー 冗談じゃないラッダイトやるぞ
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