また連絡しますね。使い使われた言葉がまるで遺書のよう
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眠れぬ夜 まるで百合みたいな言葉に囲まれ窒息の心地
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三錠半半の薬で構成される身体からだ明日あすは海へ
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隙間風の音を子守唄に 冬用の言葉を抱きしめ眠る
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名曲流る曇りガラスの珈琲舘 一人座の吾の落ち着ける場所
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この道のつつじの花は 時もなく いまをさつきと咲いて迷える
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帰省せし娘は妻と大鰐へ、スポーツの日に温泉だとか
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あんまりねいじめないでよ僕だって生き物なんだかよわいんだ
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神無月 夜の静寂しじまに 月明かり 窓の外には スーパームーン
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恐ろしき運転なれど我が娘 助手席座る 責任ありや
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初心者のマークを付けて颯爽と 運転席に乗る 三女可愛い
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空元気装う君の左腕にSOSと書かれていたのに
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ふわり咲く あの日の少女 寄り添いて 母の傷には触れで微笑む
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けささいた あさがおまばら ななつやつ きんりんじゅうたく あきやもふえて /レイソル市
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放課後に会話し歩く雪の道エーテルに似てやわらかかった
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金木犀の香りで秋が来たと知る もっと温度とかで気づきたかった
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ちいさい子見つけては思わず目を細める 出会わないからか眩しいからか
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私たち 好きあってるの?そのこたえ 言いたくないな別れの芽生え
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雲の奥あなたの声が聞こえてる 全部あたしを肯定する意味
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頼りなげ 指でなぞれば輪郭をもっているのが少し寂しい
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かみさまに愛されすぎることはないのよいつも隣りに居て良いし
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歌だけじゃなかった君の饒舌は今季の寝巻き、教えてくれた
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この世まで落ちているのだ 天使の羽なんて軽くて飛べないだろう
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人間を脱した様な言い方で生活保護を下に見ないで
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連休の 最終日 駅前は スーツケースが コロコロと泣く 
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もう二度とぎゅっとされなくてもいいよ ちいさなわたしをぎゅっとできたら
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死ぬ事は平気ですけど気がかりは母の行く末、子供の行く末
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思ひ出は、心の花の泳ぐやう。言葉の雲を縫ひつけるやう。
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ひさかたの宇宙そらのお誘い「アトラス彗星」ひとこと輝き放つ
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もうダメと わかっていても もう一度 無くなりかけの ソーダストリーム
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