散るということさえきっと光だときみはさいごの口づけをした
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ありし日の花の思い出 ポケットに赤いチーフをさしていたこと
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そうだった こんな気温で 寒いって 感じるのなら もうちゃんと春
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米食えぬ 犬も食わんさ 今の世は 吠えるか噛むか 笑うか泣くか
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スマホ見る 見逃す桜 飛ぶメジロ 子供の笑顔 繋いだ手
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熱された油の中でニンニクが弾ける夜に満ちていく孤独
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かたつむりLINEの返信待っている間にどこかに行ってしまって
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着慣れない花柄を選ぶ この場所を 花畑にして紛れたいから
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花柄の服を選んだ あの人は 麗らかに歩く春の擬人化
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昴の空 飛行機一機飛び立った 思い出すのは神格化した君
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好かれたい やっぱり嘘 興味無くして 自分を偽りで押し固める
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請求は四冊分のKindleの嗚呼簡単に買えてしまって
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「親になる資格もないのに産まないで」 めざせ〈人類は絶滅しました〉
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髪の色かえてみたんだ理由はねなんとなくって笑ってごまかす
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もーすでに 世界中から嫌われて これよか下がる好感度は無い
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貴女のこと 心の底から好きだった だから悔しい 不倫だなんて
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他人(ひと)の夫(もの) 溺れ苦しみ恋に堕ち奪い 残るは 満足なのか
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寒すぎて濃くお湯割りを作る日が三月末に来て驚いた
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誰ぞ知る彼岸へ渡るその順序前ならえして列へ加わる
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猿轡外して口付けをくださいそれか透けるような春に沈めてください
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お母さん満点のテストを見せるわたしの 筆箱に避妊具が入っているのです
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雨の中ぼんやり浮かぶ踏切の音が刺さって抜けないままで
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手を合わせ鏡に触れるぼくとぼくとのあいだには永遠がある
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酒を飲む人も飲まない人もいてなんだかカクテルみたいな花見
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すすき野の道は広くて寒くって逃げられないと覚悟しました
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ぼくはそう幸せでした幸せでした人生が作りものでも
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新しい匂いがするよ100年もあなたはここに建っているけど
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暗闇できみのウロコにふれた手がびちゃびちゃになる 聞かせて、声を
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言葉では言いつくせない感情に連れていかれる。窓辺でぼくは
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桜雨明日の舗道の掃除とかまだ寒そうだが誰がするのか
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