躊躇いに気づけるほどの聡さならけんけんぱして離れるが吉
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手をこするアブがなんだか「いただきます」言ってるように見えてゾゾゾゾォッ
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雨宿り だだっ広い カンバスに 黒を混ぜたと 君は笑った
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大好きででも認めたら現実が直視できないから認めない
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学校の外に自分が輝ける世界持つ友羨ましいな
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夜でしか生きられないよ朝や昼僕は許されない気がしてて
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また一つ駅通り過ぎ段々と別れが近づく早く言わなきゃ
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赤リュック目立つから好きすぐ見つけられるから人が大量の日も
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横軸は過ごした時間、縦軸は思いの丈 ますぐ右上がり
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セックスをしないと出られない部屋を出なきゃいけないとは思わない
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辛過ぎてスカした顔で斜め見る笑おうどうもできない事さ
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赤盖の埋み火がごと 牧夫座の 麦わらぼしは、西に煇く
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十代の為のエンターテイメントいつまで好きでいていいのかな
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わたしたち星の名前も知らないで願いばかりを押しつけている
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知り合って長いけれどもそういえばあなたの生身を見たことがない
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光るのはLINEする彼のスマホ画面今だけはキミの彼女でいいかな……
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ため息をつかないで その口の中 綿菓子詰めて寝かせてあげる
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老いる両親 明日への不安とともに 今日も私は 外に出れない
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溶けてゆく いちばん安いかき氷 僕なんかより綺麗だったね
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夏の日の 風呂や運動 そのあとに ただ求めるは ひたぶるに涼しさ
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昼空と 虚しき心 同じ色 青いと言えど 胸のすくよう
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指おりて恵まれている確認し 低め安定募金欠かさず
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道路脇 なにかいいことあったかな 真っ黒くろすけスキップしてる
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蛇を見て黒猫も見た縁起良し ただ穴だらけの舟進まず
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新しき 時代を担う 若者に 何をか言わん 老兵は去る
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弄するな 言葉の綾と 抽象を 駆使するならば 真意届かず
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驚きて 君の勇気と 大胆さ 正直ならば 真を貫け
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屑なのか 人の心の 出だすもの 真実ならば それも価値あり
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冒険を 忘れてしまう 少年は 夢すら持てず 年金目当て
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束の間の 人を誘う 艶やかさ 時は無残に 剥ぎ取ってゆく
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