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女郎蜘蛛がまだ生きていそうな風 タイヤに挟まるビニールが鳴る
7
転んだとき 大丈夫と 大声で 騒ぎ立てる 女は嫌い
5
おせっかい焼きの女は本音では 僕を下に見ているのだろう
5
アルピコのバスに揺られてZUNさんは霊夢と帰る神城村へ
4
無意識に時の端境越えて行き今辿り着く
M
字坑口
4
肌寒い
S
鑛山の廃坑はリアルダンジョンそのものである
3
不気味なり逢魔時の屋陰に首をもたげてゐる件かな
4
不気味なり逢魔時の蝉のこゑ絶え間もなしに響き渡れり
5
私には何ちゃら肌着向かぬのかこの冬からもう迷わずにすみ
13
公園に蝉の幼虫捕るなとか張り紙する市は住みたくないんだ
9
公園の落葉は自由にもってけと張り紙する市に住みたかったよ
9
幼影
(
おさなかげ
)
。同じ歩幅で歩けども、大人の影は「君が見えず」と。
4
心の
音
(
ね
)
、耳を澄まして走りゆく。過去の影から追われながらも
4
死なないで。高く買われたもんだなぁ。この死に宿る規模の経済
4
揺らぐ朝。心の波を漂いて、見つめる先に霞さえ無し
4
ばらばらと花びらが散る
山茶花
(
さざんか
)
は花ごと落ちる
椿
(
つばき
)
羨む
8
寒風に夏のベゴニア晒されて開いたままの花が固まる
12
雪深し 追いかける足 おぼつかず 先をゆく君 振り返り笑む
12
今日の予定 風船に聞く 風まかせ 自由気ままに 寅さんになる
6
静けさの 誰もいない 公園で 枯葉が舞って 音なき音が
5
駅送りブルートゥース途切れ行くしばし眺める我が子の姿
24
雪積むもキツネの見廻り抜かりなくわが家の花壇を斜め横断
24
惚
(
ぼ
)
けたのか
惚
(
ほ
)
れているのかうつせみのきにかかかりしは七十路のひと
14
もうそろそろ PMSさん 気配する 女子って
半月
(
はんつき
)
は 不調期間だねぇ(ため息)
11
おもむろに隠した本意の数々を積み上げたとて君が見えない
8
四時半に起きるつもりで目覚ましをかけてもどうせ布団に負ける
12
何十年探し続けた
貴方
(
宝物
)
今このスマホに静かに眠る
15
カーテン越し
輝
(
ひか
)
る陽射しは暖かだ 部屋は
温々
(
ぬくぬく
)
外は厳冬
19
図書館でインコの飼育本借りた子のアピールを受け流す午後
15
いいかんじに 蜜の入りたる りんご切り ハイとひときれ 吟味し
夫
(
キミ
)
に
16
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