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色を待つメタセコイヤの並木道 二十年経ちし冬ソナの道標
23
「死にたいな」 一年前にも言ってたな。 なんであのころ死にたかった?
10
AIに作風まねよと指示すれば漱石にもなる吾が駄文さへ
9
考えることはもうやめた疲れるし未来に希望もっていたいし
14
ぶっ壊れてるのはおたくのほうだよ いっぺん死んでみたらいいのに
6
腕時計 バンドの穴を 入れ替える 手首が細る 老いを知る吾
22
霧雨に傘持ち歩く二人づれ繋いだ手と手離し難くて
12
一列で順番待ちの二人づれ肩の糸くずそっと取りたる
17
あから曳く朝日ふふめて
生
(
な
)
れるあけびにそを手にとりて笑まむ貴方を見ぬ
7
ちいさな家のちいさな庭であなたと植ゑた
木通
(
あけび
)
、陽をあつめて
生
(
な
)
つた
8
空も海も山もその川もわれをとどめず ひたすら長き道往く
11
わたくしと貴方と二人ありて、も一度亡びの過程をいとなむ。
10
自転する君の寝顔にキスをして寝相の悪さに瞼を閉じる
7
嗚呼いのち、あって喜ぶ事あれば辛酸あれど日々這い上がる
23
「災害時備蓄で命が繋げます」
皮下
(
ちか
)
に溜まった
脂肪
(
アイドル
)
がいる
20
突然の雨に濡れてはいないかと六駅先に馳せる愛情
24
おだやかになるのはいつも真夜中で眠らぬ時に甘えたりする
28
秋陽浴び緑肥ひまわり花盛り使命を知るや幾日後かの
20
午後三時突然部屋が暗くなる気付けば外は雷雨降り出し
12
学校に行きたくないが除湿機に 澱む週末 月曜がくる
16
これは何?なんの匂い?と立ち止まる ゆっくり嗅ぎなここで待ってる
15
望月ととても呼べない月だけど この月がいいこの今がいい
16
友曰く「これ以上ない!って時を表す文字」を名に冠す我
8
女には等しく愛を注いだが生まれた君は例外のよう
7
怖そうな 映画に
誘
(
さそ
)
う そうしたら
開始早々
(
かいしそうそう
)
少し
嫌
(
いや
)
そう
8
みんなで呑んで帰宅電車遅延で混んでる、どうしよう、でもすわれたよ
9
夏の日のあの教室で目が合った 世界中の時間が止まった
17
「俺」も「僕」も
二
(
ふた
)
文字
(
もじ
)
だけど僕は僕だな短歌だろうとそうでなくても
12
ウォシュレット水温上げて冬支度 水勢下げてシルバー支度
22
いつかの日あなたがそうでいたように波音続く夢で見た海
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