辛いけど嫌いになれるスイッチが あったらすぐに押すんだけどな
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寛解の時を待つしかないらしいもう十年は来ておりません
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躁鬱の鬱始まりし時来る何も出来ないこの身が一つ
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お薬を追加しようか迷う時ほんとは知ってる薬じゃ何とも
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「やっちゃった?(汗)」ねこはとりあえず 毛づくろい めをそらすとか のびーをするとか
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そのむかし 懸賞で当てた 温泉旅行おんせんの タオルを母は今も大事に
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虚無重ね何もない夜重ねても安煙草だけ私の味方
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繁盛の昼間食堂その隅で相席するは振り合うも縁
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七時半せこせこ歌を詠みにけり他愛のない歌不穏な朝の
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涼は来ず夏去りぬまま寝苦しき煎餅布団腿の裏蒸す
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暑さ避け未だ明けきらぬ早朝に青田に出でて下草を刈る
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こんなにも大きな墓石その裏でひとりぼっちの蝉の亡骸/自由律を定型に詠み直し
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無花果を採りて一つを゙半分に分けて食むなり行く雲見つつ
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秋桜とススキ装ふ川縁を 歩く間落つる夕日の忙せわ
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夜祭の 着飾る綺麗は ここあそこ いとし可愛いは 目の前の君
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ポルトガル船の種子島での鉄砲伝来が南蛮貿易の端緒といふが
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道端に雀の子あり拾って帰るも手当叶わず庭に墓あり
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花の名を知っているのはイイ男 銀座のママが言ってたらしい
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やすむがよい 神のお告げの如くして 今日も礼拝は行けぬけれども(まだ寝れない)
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おままごと みたいな生活コレを 脈々と はやくやめたい 電気はつかない
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見たことのあるような柄のTシャツを手に取ってみる値段見てみる
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引き出しの奥に見つけし手紙束 十九の我らとしばし語らう
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偽物の光と闇の中にさえ君だけはただ光り続ける
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おなじころ おなじ目的でハーブティー 短歌友うたともさんに親近感を
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ベランダの隙間から見る一等星僕の代わりに光り続ける
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久しぶりきみとレイトショー観に行く 湯船で迎える0:00午前零時
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我と同じ 天然なのか 襟広げ ニ足疾走 エリマキトカゲ
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世界一私の事を分かってて そのままでいいと言ってくれる貴方ひと
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久に聞く電話の先の息子の声に重なりて聞く義娘の「おはよう」
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濃桃のグラジオラスの咲く朝は白露と聞きてまだ残る夏
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