知り合った小五の男子止めどなくカブト・クワガタ・ポケモン談義
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逆らわず トップの意思に 従えば 地位と給与は 約束される
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組織には トップの意思を 逆らいて 言うこと聞かぬ 阿呆は要らず
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アメリカの 荒野を走る バイカーが 時計を捨てた イージーライダー
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勝ち目無き 巨大な敵に 立ち向かい バイクに乗って 彼女は来る
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恋人に なれないならば 同士だと 斎藤由紀が 申したそうな
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君はまだ 辞めてないのか それでなお 戦い続く 勝ち目はないが
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人間を 愛する者に 幸多く 忌み嫌うなら 独房暮らし
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真実に 生きる姿は 美しく 清きものだが 絶滅危惧種
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人間は 嘘と虚栄に 明け暮れて 砂場に集う 幼児の如く
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貧しくも 狭き土地借り 菜園に 勤しむ男 一人寂しき
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梅雨明けの祖母身罷みまか りて早や十年 祭壇に置く祖母の好物
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カブトムシ マンションの階段で何思う 捕らわれぬうちに 飛んでいけ
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頭痛いてぇ 飲みすぎたのか 疲れたか 不眠もあるな 熱帯夜 
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どうしてもどこかにいるしかない人の一人一人がひく長い影
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影に付く 君の本性 暴き出す 君の仮面は ガラスの仮面
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いつだって かわいい方を えらぶだけ ゆめみるピンク 空飛ぶくじら
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自宅前バイバイしたらその途端テレビ電話が無限に続く
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壊れない程度に丈夫なこの心 ガラスの様ならもっと楽かも
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天神さまの誕生祝う夏まつり 千本ろうそく池面に揺れて
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幸せという字は手枷の形から出来た われてみたい夜がある
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夜が明ける 空の黎明 紫に 蓮咲く頃 はや目を覚ます
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軒下で いつも揺れてる 風鈴に 夏の訪れを 知らせるそよ風
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風鈴の 風の音に 包まれて リンリンリンと かろやかな音
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びっちりと詰まった種を穿ほじり出す 栗鼠りすに分けたし日向葵ひゅうがあおい
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炎天下 どうしてそんな走れるの? あたしが忘れた筆箱届けに
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午後三時子供の視線イメージし 本日二度目ラジオ体操
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オフショルの肩がまぶしい隙間へと あなたを焦がす光になりたい
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過去背負い いくつの山を 超えただろうか ひとりの時が 楽しくなるまで
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夜明け前時間早めて納品へ 今日から始まるラジオ体操
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