血巡りを詩的に浸せば言葉澄む それで生き易くはならないあはれ
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仏壇に 並ぶ写真に 問いかける 二人の声は どこへ消えしか
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梅雨近し 早朝(あさ)の散歩は お休みだ さてその時間 どうして過ごす?
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追うように 逝きし祖母の匂い 残る部屋 父との記憶 薄れゆくかな
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病魔にて 痩せ衰えし 父の顔 遺影に残るは 元気な頃か
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あの日々を 悔いるは遅しと 知りながら 語りきこと 今は亡き父
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痛みには医療麻薬を使うけど 梅雨(あめ)は地獄だ、早く過ぎ去れ
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憎みしか 愛しか分かたず 父の死は 静かに我を 置き去りにせり
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怒鳴りし日 過ぎしと思えど 遺影には 穏やかすぎる 父の顔あり
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袖口が まとわり付いた Tシャツを アジサイの風が 吹き抜けていく
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梅雨まえの 房を整え 夏支度 チョキパキパキと シャインの散髪
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軽鴨の子が生まれたという写真 撮るのは母で保存は父で
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はみ出さず真っすぐ踏めた足跡を集めて僕を作りたいのに
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放物線を描くハイチュウレモン味 ペリカンが食っても大丈夫なの!?
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入梅(ついり)前 露天風呂に 蜻蛉(とんぼ)の姿 羽化をも早めをる 温暖化
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緑濃き朝の公園桃色の夾竹桃の花咲き初めり
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紫陽花って おひたし系のひびきあり 花というより野菜の雰囲気(私だけ?)
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荷車に新玉乗せて跳びはねてどこの誰をば泣かせるだろう
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紫陽花は色とりどりに咲き誇り、深き思いで散らず枯れゆく
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大きくて小玉西瓜(こだますいか)か人頭(ひとあたま)薄づく色良し紫陽花の玉
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コーヒーは頑張るときも休むときも頭痛のときもいつでも味方
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東京の寓居のカーテン外してき風冴ゆるなり江戸川鉄橋
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緑濃くアジサイの葉に青ガエル気付かぬふりしてそっと立ち去る
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昨年の剪定違いか紫陽花の花少なくて葉ばかり繁る
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しぐるるや しぐるることに 物悲し 事の本質は 何処にあるのか
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もてなした笑顔の数々心地よき真夜中過ぎの吾の靴磨き
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鳥の鳴き声に癒しを感じてみたい 這いよる朝のせわしい調べ
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さえずりが怖いわたしは朝よりも静かな夜と癒着している
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「ありがとう」 魔法の言葉 しなやかに 穏やかなほど 心整う
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だれでもが飲んでいいはずだよね ちょっと気が引けているガストのスープ
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