何度でも帰るよ死んでもいつまでも消えない煙であなたのそばに
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今死んで悲しむ人がいることを幸せだと思えず死にたい
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私より生命力がありそうな豆苗を食べ生きてる私
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耳鳴りがするといつでも目を閉じて通るおばけに挨拶してる
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髪の毛の自然なうねり 光る肌 何も知らない無邪気な笑顔
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動けなくなって廊下に横たわる 髪の毛、埃、続く生活
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ひとつだけ波打ち際にある記憶きえないようにその手で守って
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薬飲む時は効くって飲まないと効果ないらし…漢方苦い
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大根の葉っぱも刻んだ雑炊よ 鍋の〆はね これにかぎるのよ
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試験前 本を読みたくなるやまい 再発したか 家事放り出し
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空高く昇る煙はどこまでもどこまでも真っ直ぐ次の星へ
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がさがさの 踵にクリーム塗りながら 手入れ怠る 言い訳こぼす
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関係は愛を壊すの独りいるそれが愛だとぼくが知るとき
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立ち止まる僕を横目に歩き去る 一人一人に人生がある
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ふてくされ毒づきそしてもう一度歩き始める浅瀬の少女
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ドアひとつこちらと向こう断ぜられきみがぼくでなかった強み
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いつの日も誰かにとっての記念日で忌念日なんてあるはずが無い
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配信の動画で切に何か言うきみを騒音掻き消し断ず
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多様性認めていけば生真面目に働くことがバカらしくなる
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見も知らぬ座敷で巨躯の蛾を始末している私夢そこで切れ
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遺された 毛糸で膝掛け 編む夜は 胸に去来す あの日の笑顔
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何人なにびとの思惑からもこぼれ落ち食器と食器かち合う音で
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頼もしい そんなキャラだと苗字呼び 下の名前で呼ばれてみたい
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インフルに マイコプラズマ クラスター あっという間に 学校閉鎖
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こそこそと 親に隠れて やるゲーム 大人になったら 忘れるのかな
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漫画本子供の頃は読み込んで本の隙間にお菓子のくずが
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哀しくて なか抉られた 君だけが 共に地獄を歩けていたら   
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イブイブに只横になりイブをのむ多分イブにもイブをのんでる
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疲れたと 立ち止まりたく なる朝に 動け自分と 気合いを入れて
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夕方のニュース番組短縮でああ年末だと思い知らされ
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