人にまだ チャンスあれば 希望あり 生きてる限り 望み絶やさず
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赦しとは 甘くはないよ 穢れては 天に棲めぬと 当然のこと
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裁きの座 不利な証拠が 晒されて 言い訳もなし 獄に下る
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黙秘権 行使するにも 白日に 晒されたるは 実物証拠
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善と悪 白日の下 晒されて 申し開きも 出来ぬ緊張
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恐ろしき 自己責任の 原則は 落ち度だらけの 自由が歪む
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将来は 一人一人を 特定し 調べが付くぞ インターネット
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匿名と 思わせといて ログを取る 恐ろしかな インターネット
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色欲に 狂わぬように 懲らしめが 愚かにならぬ 警告として
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最果てに何かがあるという夢を笑わず聞いてほしいだけです
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軋む音 聞こえぬふりで誤魔化そう 滲んだ夜は難易度が増す
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いつの日かうなじの辺りが裂けるはず よれた翼で空を飛ぶのだ
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街中のやけにうるさい光源は 欲望ふくむラブホも夜景
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教室の休み時間は水槽の底にいることさえ許されず
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この白き部屋も終わりと知る母の最期の珈琲砂糖多めで
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この痛み夜空に放り投げればいい一生圏外という逃げ道
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一葉のかたち様々アゲハ飛ぶ緑の密度高い日曜
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迷い込んだ蚊に似たものが延々と意識の中を飛び回ってて
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「ぱ」を横の「けん」二つと解釈すれば片足だけで抜けられるのか!
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「戦争をするのは同じ地球(ほし)の民」平和愛する君愛したい
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ときめいて竜宮城の景色酔う一方頭上カラスの帰宅
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サブスクのプレイリストを見せ合って君とヘビロテ同じときめき
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ほらこれが保険証だよ ふふ 裏面はもっとすごいよ
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溶けるまでおどろうよ、シティポップでもchillラップでも君のつまらない冗談でもいいからさ
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「終わりだね」そう言ったあと残ってた花火に気づいたけどもう終わり・
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スマートフォンのひかりをぎゅっと握りしめ理由めいたものをさがした
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真夜中に物置小屋が燃え上がる あの日を思い出したばかりに・
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明け方の南南西の強風にぼくらの秘密が暴かれていく・
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夢の中へ夢の中へと手を引かれ工事中の遊園地にいた・
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リュックの中から混沌がこぼれ落ちてなんかまばゆい夏の、真夏の・
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