目が覚めて 歌うたうのだ 悲しいこと 忘れてしまえ わすれてしまえ
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役職は 人を狂わし 人間を 木偶の棒とし 道具と思う
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権力を 持てば人間 様変わり 人の情など 忘れてしまう
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革命は 自由を求め 権力に 立ち向かいたる 危うきロマン
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いつだって 人は自由に 生きられる そんな幻想 信じて私
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組織とは 人の個性を 押し殺し 鋳型にはめる 残酷なもの
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冷たきは 人の心と 機械音 役職に就き 魂売れば
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追いかけて 追いかけるほど 逃げてゆく 夢はいつでも 影法師かな
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悲しいね 愛するほどに 愛されず 望むほどには 叶わないこと
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自分より 他人が可愛い 人間は 人に好かれる 特質を持つ
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ゼロ続く 自分査定に 飽きが来て もがく自分に 慣れも来ました
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そんなのは世界が滅びてから言え「お前がいればどこでも」などは
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白々と燃ゆる怒りが必要だ 水を汲み上げ全て飲み干す
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きみがすき その悲しみは 結局 自己愛なのか と考えたり
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すてきなひと 君に似合う人 うらやんで ごみのように 自分を感じて
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はきだして 慰められて 次に行く しかないのだと 言い聞かせては
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どうしてもつじつまを合わせしたいのだ 君にねだっては 呆れられては
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好かれずにかなしいのだと教わる夜 蛾の羽音と蛍光灯と
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気の遠くなるほど長く細い管を抜けて穴はテープで塞ぐ
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ことばとは 不自由でかつ 自由で うまく使えず 後悔をして
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言葉を取り返せたら変わったか変わらなかったか 変わらなかったか
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我を知る真夜中の部屋あなたが好きで好かれなかったこと
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きみがすきといえなかった君が好きと過ぎ去った後思い知らされ
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その指は蟻のあぎとに砂を嚙ませ、蟻と砂とを奪っていった。
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声聞くと顔がニヤニヤだらしない 電話だけどもバレてないよね
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人間の 教えや知恵や 常識も 信じる者に 宗教のよう
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宗教を 信じないとは 言うけれど なにかを信じ 何かに頼る
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人はそれ 信者の模範 言動を 見ては宗教 良し悪しを知る
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悪い木は 悪い実をつけ いい木には 善い実がなると 宗教のこと
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人からは お呼びかからぬ 人間も 神は目にとめ 手招きをする
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