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人間は「救われること」しかできぬ「救うこと」とはいつも幻
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リビングで毒塗られた矢射貫かれて休日予定ぐちゃぐちゃフテ寝
0
この花があって真夏をやり過ごす真夜中に咲く夕顔の白
3
携帯に挨拶交わし目を覚ます 電車の窓は咳込む夏風邪か
0
星になり 夏の夜空に消えていく 貴方の仕草声話し方
5
我がくしゃみ年々デカくなりにけり 親父のそれに似てくる不快
2
氷入れ安いワインをがぶ飲みす 喉を潤し眠気も誘い
1
雨の中 仕事帰りに特売のオーガニックのバナナを買いに
0
青春の アオの図するは空じゃなく 知らぬ間にできた 青タンの色
1
こいのうた 途切れてしまって まだ歌う 気持ちはきれいになくならなくて
1
君の眼にうつる私の後ろ姿 うつくしければいいなと願う
1
望みはないわかっているのに繰り返す もう忘れようやめてしまおう
1
朝方に消えた手相を睨んでは 途切れた縁の続きを探す
1
あの時どうして私自分ばかり 大事にしてしまったのだろう
1
電車の窓 外には斜めの水滴が 嫌いな俳優の広告見て睨む
0
人はいまだ神をも国をも殺し得ず、夏に氷を食えているだけ。
1
透明な世界で生きていたかった白さえ僕には濁って見える
4
言わずとも分かっていると思ってた深夜電話で君が泣くまで
3
人ひとり励ますことも出来ぬほど僕の中身は空っぽなのか
1
別れとは、君との思い出一つずつ忘れる作業を強いられること
2
「やっぱりね」 「人生なんて そんなもの」 気づかぬうちに 諦め上手
7
誰よりも あなたが好きと 想っても たった
一言
(
ひとこと
)
許せぬ私
3
熱帯夜、汗を拭った 今わたし世界で一番生きていますよ
1
やけにうるさい雨音に夏を好く いや窓開いてるだけやん草
3
「死ぬ前にあぁ楽しかったと言いたい」と語った友よ 蝉の
亡骸
(
なきがら
)
0
寝る時間少し過ぎてもいいじゃない 双六オセロ 夏休みだし
5
エアコンのタイマー設定入れ忘れ ダル重
+
(
プラス
)
電気代ヤバ
1
次はない すぐ忘れてしまう 明日もない 今しかないのだ 今しかないのだ
2
さようなら 次あうときは うらやむような 私でいたいね いられるといい
1
ごめんなさい あとありがとう さようなら 書きなぐっては 海に流す
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