やまひとは 金食い虫であることよ 漢方高いな 効かなくもないが
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目覚ましと踊る埃と洗剤の花の香もはや年の瀬と知る
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クリスマスの空気を読めず 産まれた私 晴れの日だって
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3個ずつ3行 絵文字送ったらスロットマシンみたいおめでとう
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もしかしてあなたもかしらと視線追う なんてことないまた勘違い
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またひとり看とられてけりいつくしみいつくしき婦長の瞳に
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ついに来た姉妹揃ってコロナの妖精 治そうぜって姉と約束
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倹約を心に決めて生きるけど 些細なことで揺らぐ、空腹
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年賀状元気ですかと書いた後 死亡の記事を見つけ茫然
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忘年会中止の連絡忙しく インフル・コロナ・マイコプラズマ
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有吉の毒舌のごと下の子に「やさしいうすら禿」と付けられ
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空仰ぎポケットに手を入れたまま祈ることしか出来ないわたし
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母命日お茶送り来し叔母宛に高齢思いて味噌汁いろいろ
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いつも会う人が見えねば意気しずむ見えるだけでも冬うららの日
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こたつ出す タイミングをば はかりかね 猫に懇願 されていそいそ
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カレンダー見ては気ばかり焦ってる 何も無いのにソワソワしてる
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迷惑な隣家の大木たいぼく葉も落ちて 朝の仕事がひとつ終わって
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暖房はつけているけど寒い朝 ねこに窓際は冷えるよといふ(おそとみてる)
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腕時計 くるくる回る 秒針じゃなくてバンドが 一つ締めようか
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5ヶ月の音信不通続いても 静かに貴方きみを想い続ける
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毎日の日課になったあの日から LINEのアイコン消されていないか
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足音に気付いてくれるあなたは僕の見返り美人
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生涯の友を探してみませんか月の会費は三百円です
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列車ゆく黒き枕木しらしらと霜輝きて金剛石
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うろおぼえ作法でやったお葬式いつか慣れる日来たりするかな
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彗星に君の心を乗せたげる さみしさなんて追いつけないわ
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山々のすべてに名前があるように 波もひとつずつ名前があるの
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助け合う 日本の心 健在と 希望を捨てず 上を向く朝
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早や一年 能登の優しき土に問ふ神や仏は御座おわしましたか
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猛暑ならその年の冬大雪と 北国の人予想あたりて
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