長月の 十五夜の月 丸々まんまると 辺りを照らす 月明かりかな
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胸中のどれだけ黒く沈んでも 朝焼けだけは綺麗と思ふ
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藤原の都人みやこびとらのささやきが聞こえるような大和三山やまとさんざん/藤原京跡にて
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万葉の面影見ゆる鞆の浦とものうら 波おだやかに海人あまの釣り船
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放課後の校舎の裏にあかとんぼ その複眼に映る青姦
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君に向け簪一本送っても意味がないこと呆れて笑う
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手の熱も目の輝きも覚えてる 彼氏の前での笑顔は知らない
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若き日にスキーで傷めし右膝をさする妻はや寝息たてをり
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にんげんのいいとこわるいとこを跳ぶヒートショックでくたばっていく
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あなたも私もどこか壊れているんでしょう 毎日4錠が拠り所だし
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長袖の 着るタイミング 悩ましい 朝晩丁度ちょうど 昼は我慢し
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喉が焼けつくほどすきで目を擦る 知音ちいんのあいに包まれている
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世界くらいいつでも滅ぼせるんだって、私のために彼女は言った
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地獄でした。慣れない東京の言葉と 手からすりぬけるボールの風は
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はやく死にたかったのにまだ生きてる 延長戦 笛はまだ鳴らない
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「内緒だよ」 ほんとの秘密を話すとき 人はそんな前置きをしない
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半休は休日よりもテンションアップ なんだか妙に自由な感じ
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良好な人間関係の秘訣は 食事、睡眠、運動すること
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見送った後ろ姿を見て気づくあの子パジャマで学校行ってる
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「ありがとう!」その一言で今日もまた一日頑張れそうな気がする
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夏至を越えても早起きして粘る どうせ冬至に向かってたくさん寝るし
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三日後の自分は何をしてるだろう生きているかな死んでいるかな
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付き合ってくれたら浮気しないからオカズも二次元だけにするから
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「聞いて聞いて!」って言いたいのはやっぱりキミしかいないんだよね/綱引き勝ったよ
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ここは地獄じゃありません みな平等たらんひず歪みの下が天国に見えるだけ
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通学路子らの横断に旗を振るその老人は杖をつきたり
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ゆくりゆく 目にさす星の 目印や 寺子屋からの夢への旅路
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溢れ出してたあの音が、今はどうやら引っかかってる。
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出てこない。
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短歌が、詠めない。
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