雪見だいふくを1個だけくれる人 1個と言っても半分だけど
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半年も過ぎれば忘れられるらしい 4回目の半年が始まる
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これ以上困らせないでと嗜める 優しい大人は怒ってくれない
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勘違いされて大変だったって君は言うけど じゃあ事実にする?
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私まだ大人になれない1920歳迎えたらワサビ食べれる?
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内容は問わない あなたと話したい。でもその話、実は2回目
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真夜中のかたちなぞつて見えぬ月の杯で嗜む海底捞针
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あれは何? 全部答えてくれるから先生みたい 先生だった
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夢を見た 知ってる人の薬指 知らない指輪があって いやだよ
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大丈夫?一人で駅まで帰れそう? わたし今年で20歳ですよ
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青いワンピース
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面影を無くして爪噛む癖だけを残したわたしを許してほしい
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見回して周りに誰もいないのが咳止めシロップのように甘い
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絶対にここまで来ないと知っている人ならばまあ嫌いではない
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流れ星 無数に作る 願い込め 雲の上から 地上の人へ
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今年こそお手入れよろしと思い込み指紋認証きみは正直
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泥水を飲み慣れている顔をした君にどっぷりアイスカフェオレ
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嬉しいというべきだったのかしらクソガキに許容範囲などと言われて
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近ごろのスチックゼノール臭わない怪我が無かった事にはならぬが
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時代だね。母さんの知るしみけんは清水健太郎って元歌手
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明け六つや東の日に雲二二六白雪を踏む靴の足音
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雪残るダイソーへの道。自転車で挑戦者には怪我はつきもの
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十八歳自罰のように髪を切り 孔雀だったらとうに死んでる
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どれひとつわざなんてことはない。何割った?って、家族じゃないよね
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割れ散った玻璃の杯片付けるゴメンもないのはあんまりでしょう?
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地の底に引きこもるより波に乗り旅してみたいわ骨になったら
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一人ひとりよりみんなといるのがさびしいそれでもこころもとめている
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もう少し暖かかったら呑みに行くムシャクシャの夜寒いから寝る
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愛してます好きですお慕いしておりますシンプルなのが一番効くわ
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コロナ禍がいつ終わるのか願いつつ病床の母思いて詠う
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