生きような夫と妻が父と母になり夫と妻になるまで
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雨粒で頬を濡らしてくれたのは故意か過失か言えよかみさま
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のこぎりを上手く使える箱と遭い一目惚れしたマイターボックス
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『そう言えば』を正しい言葉を喋るよう堂々と言う『総入れ歯』
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ホカホカと 太陽浴びる猫ちゃんよ あなたはずっと輝いている
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羨みにかまけて研鑽怠った 指を噛めどもやまない嫉妬 
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孫娘 お祝いするぞ 成人の 君は一歳 我はじき古希
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アイラインに沿わないやさしい笑いじわ あなたはわたしの宗教でした
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だいぼーじゅ!孫の言う大丈夫、君の魔法で、じいじ大丈夫!みんな大丈夫!
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幾日か前は花咲く並木道今日歩いたらもう初夏っぽい
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さよならを言わせてほしい人生の最期くらいはあなたの隣で
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音楽が道楽と聞いて落ち着いた 俺はギターを持ってないから
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挑戦を始める前から嫌になる 嫌がることでは誰にも負けない
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冷房をつけたい すまない にっぽんの夏よ 春すら暑苦しくて
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大量の遥か上位の存在に見下みおろされている 寂しくないな
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いつだって駆け出して行くわが子かな カメラロールは背中ばかりで
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この草の背丈くらいで土手登り 万能感で世界輝き
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背丈ほど草むら分けて虫分けて 登り初めて見る屋根と川
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閉じこもりもうどれくらい経っただろう 雪溶け桜散りて五月雨
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一言の挨拶残し振り向かず ゆらり長尾に告ぐ「またおいで」
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ドタキャンにホッとするのはあれれれれ 老いたればこその生きてきた知恵
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吾が持つロングバケーションA LONG VACATIONCDはその一曲が削られしもの
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丁寧に推敲したのちしたためた遺書の宛名のお前が死んだ
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気が付けば咲く蒲公英も背が高く綿毛になればなお高く伸び
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嫌なことは明日にしようぜ今は酒 切り替えスイッチこれぞ老練
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ひょっこりと手紙が来たり田舎から孤立無援は一時休憩
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雲ならばこんな感じと思いつつ干した布団ででんぐり返し
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カラフルな花壇の隅で慎ましく さりとて凛と鈴蘭の白
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シャッターを切る音気づき振り向いた君の笑顔が逆光だった
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理解者のいないほほゑみ気品とはにほひやかにて凛として美は
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