初夏の陽と雨を浴び 民家の庭の木の実育ちぬ 枇杷びわ花櫚かりん
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ただいまと 帰りし時に きみじゃれて われの鞄に 頬すり寄せて
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糸電話に話しかけるけど、貴方のコップは置かれたままなんでしょう。
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膝に猫乗っかられては動けずにそれもそうだとしばらく休み
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物言わぬ帰宅を予測してあらゆることを片付けて出る
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『おまじない』漢字変換しないよう砂糖まみれの声でささやく
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凄いねと 褒められてもね さみしくて 宛名違いの 葉書が届く
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どこまでも跳ねてゆくのか野原にて世界に干渉するうしろあし
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大丈夫うどん一本食べてれば先輩ママが女神に見える
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優しさのマジックミラー 君からは何言われても防御の姿勢
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言えぬ日もはらがへるならもうけもの前に生きんとわたしのいのち
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頑張ると言える強さと言えぬ日とどちらもわたし抱きしめてゆく
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梅雨間近 色鮮やかな 紫陽花に 心ほぐれし 嫋やかな空
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早朝の曇った空に切り取り線みたいなビルの輪郭
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おはなしがありますという部下の目に退職願と知りつ笑顔で
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何もかもやる気がしないそんな日が 誰にでもある君だけじゃない
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梅雨どきの 晴れ間に咲いた 1輪の 紫陽花見つめ 企画書作り
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ねてたねこ のびーんをして ぺろりんちょ おやつのゆめでも みていたかしら
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役者なら「舞台の上で」と言うところショッピング死を希望してます
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恥ずかしいから二百年後に言おうゾンビになって愛していると
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きみらしい式でよかったまっ白な衣装と花とうつくしいひつぎ
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こないだから めかぶ納豆食べたくて セブンの100円(セール)おにぎり添えて
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鳴かぬならそれはたぶんねチルってるそっとおいとまチルチルミチル
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メンタルの試金石こと潰した蚊眺めている潰れてない私
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窓少し開ければ冷気雨後の朝 温いカフェオレゆるゆると飲む
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雨降らず 予報はずれて 歓喜する 自転車こいで 駅までゴー!
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一日を乗り越えるだけで精一杯 楽しかったら万々歳
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真夜中に氷の落ちる音がする製氷機生む「風流」在りし
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雨間あまあいの朝 窓を伝ふ涼風すずかぜ 新たな一日の励みなり
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ねこ母も 明日は通院・隣駅 診察3分 早起き2時間
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