俯いて歩いても良い足元に 咲いた花とか目に入るから
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すれ違う学生たちの笑い声 怯えて早足あの頃のまま
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いまここで痛みを分かち合うことの覚悟のもとに交わすことばは
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洗濯機かげに顔出すかめむしを夜闇に棄てるわれのひとみよ
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眠れない夜は隣にいて欲しい 醒めない朝もずっと待つから
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いびつゆえ忍耐ココロに言い聞かす 選んだ道を後悔しない
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朝がくる恐怖に勝てば安泰ね布団に入り目を瞑るだけ
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リビングと甘夏ジャムのよい香り、脳幹までも至る幻惑
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握りこむ柄からのびる切っ先を青眼としてあなたを睨む
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上空をヘリコプターが通過する 夏の頂点探しに行こう
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暗がりで毛布を被って丸まって 嵐が去るまで歌っていよう
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ついに来た義母ははの身体に認知危機 夏が来ること忘れたりして
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帰る家 いつか「実家」になるその日 空き家になる日 更地になる日
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おるすばん していたけれど ちま猫ちゃん さみしかったよ いっぱいあまえる
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リメイクの頼りの綱のユーチューブ 亡母の紬はブラウス・スカート
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ようやくも 外出支援 旗上げし 人のよろこぶ 顔に出会えり
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きょうの日の暮れゆくひかり集めたる路傍の花の名もなき一輪
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めでたいが露伴ろはんの新作もう見れぬ? いいかふたりが幸せならば
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ごま塩の塩多くなりし頭髪を「お安くします」と染めくれし夫
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ふれあふれあ爆発したら影響を及ぼすくらいすごいふれあ
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穴だと思うからいけないんだよポケットみたいに気楽にいこ
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恥を知れ 自らに問う 声を聴き 添えぬ我身の 歯痒さ悲し
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ぎざぎざの星を呑み込む痛みには慣れてしまった枯れてしまった
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本当のことだけ言って最悪な世界にしようエイトオーオー
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久々の 君の笑顔に 癒されて 時の経つのも 忘れてしまう
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四季が好き 近い将来二季になる?  春よ負けるな 夏迫り来る
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見送れば 寂しい背中に打たる釘 撃たれるほどに 優しくなれる
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映画館 エスケープらしサラリーマン 猿の惑星に三人見っけ
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クソでかいおにぎりを作ったならば全人類と仲良くしたい
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久々の 残業やりて 大ポカを げんなりとする 我が家路でも
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