慣れてきたセルフカットは上出来の襟足すっきり手に傷残し
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母ルーティン おわって、おひる?と わが猫たち ちょっとまってよ 今まだ10時だ
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目覚ましの音はハッピーバースデー 驚く彼女に贈る香水
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罪深きドラッグストア 食料品ほぼほぼ揃ひて徒歩三分
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こすずめの とんではいるを ふだんなら ふなかの家人 よんでみせてる
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ウォーキングは冬季限定 暑さにはめっぽう弱い雪国育ち
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夢の中雷雨の音が響いてる 雨の世界に飲み込まれてく
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レジ袋 エコと印字で強調す そのコスト分 エコでなくない?
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もう二度と 逢えないなんて ホントかな どしゃ降りの中 傘さし思う
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恋愛の 武士道と聞き 迷い飛ぶ 先人の思い 言葉の力
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雨粒は木や電線を滑り落ち嫌悪感のレベルを上げる
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放課後は自由のまほうきみとぼく麦茶のグラス夏にかんぱい
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電線に切断された梅雨空に苦し紛れの嘘を吐き出す
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認められ、人は嬉しく、励みなり、 それをお互い、出来ればいいのに
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けなげにも 尽くす貴女を 忘れない 笑顔夢みて 支える幸せ
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ぼんぼりを あげた貴方の こころざし いつも忘れず 思い出すだろう
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ヘルメット いつか決まりし 自転車も 若き己れに 戻れるかもね
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うたかたの 背後の貴女の 人生を 思い巡らす 幸せかな
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恩人の 消えゆく記憶に 涙する 貴女の行手に 幸あらんかと
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誰もみな、自分の弱さ持っている、100点 満点いるわけない、それでいいんだ、それがいいのさ
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わがこひの 色をうつせし山吹は 八重やへにひらけど結ぶことなし
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卒業後大学に来て思うのはあの頃は皆若かったなと
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久々に短歌を作ってみているとぶわっと溢れてどんどん零れる
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明日昼にあなたと分かれてそれからは何を考えどう生きるのか
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痛いのも苦しみも全てくださいとめてほしくて言ってみてる
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寒いのと寂しいのと眠いのと全部併さる別れの春夜
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懐かしい白地に赤帯携えてゆっくり走る奥能登のバス
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あれっきり連絡とってないけれど今あなたの目に映るのは誰
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しいのきのつがいを見つめ奏でるは一音のピアノ心に響く
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伸びた髪見てみたかったと言わせたくてたまに投稿気づいてるかな
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