おかげさま春が来ましたおかげさま私の家族もみな元気です
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愛のない 職場もいつか 花が咲く 春風の吹く 笑いの坩堝
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厳格に 躾けられれば 厳格な 人になるのが 通常のこと
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こうしてと こうするべきと 指図して 嫌なムードが 醸しだされる
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この人も あの人だって 其々の 理由があって 行動してる
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やっと春 本格的な 春が来る 厳しい寒さ 記憶の果てに
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失敗も過去へ遡り復元せむ。人生がパソコンのごときものならば
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春時雨 一雨毎に降る毎に 春の足音指折り待ちて 
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姿見に 映ろう君は 妖艶な 艶かしさで 雅なるかな
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少年は街を泳いでまなざしは世界一やさしい雑草になれり
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除雪して転んだ膝がまだ痛い治らぬ傷の貯まる裕福
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先見えぬ不安に駆られて俯くが 夜明けの前が一番暗い
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晩年は子供に還ると言うけれど 体も態度も大人のままなの
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いつの間に 眠れぬ夜の お相手が きしねんさんから きみになったの?
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言い訳は行くべき理由より多く 甘くあたたかい黄色いコーン
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グレイスとエマとニールの住む街で肩甲骨をぐーっと寄せる
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真夜中に 目覚めて悩む 恋病こいやまい リップサービス 巧妙たくみすぎるきみ
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いつの間に 私のこころ あなた色 染まりし今は もう手遅れよ
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悲しくもまた嫌われて漱石の落ち着き先は薬剤師の手
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「ペンよりも剣が強いよ普通に」と言ってくるひとペンで突き刺す
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二兎を追うものは令和じゃ五兎を得る星野源が証明している
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もしきみが二年前から来たのならきっとそこまで変わってないです
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けだるげに時が経つのを待っているキャッチさながら並ぶ鉄塔
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何気なく買ったコーラのラベルにはおっとミャクミャク張り付いていた
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十五年振りの迷子は 明け方で 我が赤ら顔と 父の目の隈
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春隣 山の景色も 変わる頃 春告げ鳥は 清らかに鳴く
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月夜にはドリームコアを聴きながら 膜状の夢を感じさせてよね
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なに一つ学び終えてはいないのに 軽さ戸惑う卒業証書
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全米の涙の理由を知りたくて検索窓に指を滑らす
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あなたへのつのる気持ちが過去形になっているから手遅れですか
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