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文化祭君も呼ぼうとDMに打ちっぱなしの「この日空いてる?」
6
自分の首を23.4度傾けてみた、これが真っ直ぐ
6
「それなんかルネ・マグリットみたいだね」 クラスメイトの辻さんが言う
3
夏ひとつ 雨間に抜けるそよ風と青い味したジンジャー・エール
7
夏の夕方の空気を吸い込むとこれから祭りにでかける気がして
7
帰り道セミファイナルが嫌だねと笑う友あり 今年早いね
6
インスタのストーリーあげる意味わかる?君にわたしを教えたいから
6
3連休 人の集まる金沢はサウナのごとく蒸し風呂である
5
感情を濾過した結果が涙だよ大人の涙は泣かずとも出る
4
はかなさは袖にかくしてひと殷賑り鞠のゆかたの線香花火
4
僕はもうここには踏みとどまれないよ流れ着く先で生きてるといいね
3
諦めることにばっかり慣れてゆく傷から流れる血が川となる
5
黄昏と共に結んだ靴紐を 愛おしそうに見つめていたね
5
まっくらな砂浜をゆく(ざくざくと) たとえどこにもゴールがなくとも
6
あどけなく 母を見上げて 輝けり わが猫
(
こ
)
の瞳が一番星だ
8
閃
(
ひらめ
)
きし 歌を何度も 推敲す
咀嚼反芻
(
そしゃくはんすう
)
繰り返すごと
11
ドラマ好き新作始まり追いつかず 家事の時間を削って楽しむ
9
時折は料理レシピも飛び出して笑い声立つ雨の歌会
7
「「寂しい」という言葉は余の辞書に無い」皇帝の目から涙が溢れる
2
BLの 歴史展見て 決心す 私も一作書き上げると
8
文明の充ちる銀河も端々に未踏の星はまだあるだろう
6
くだらない 一日なんて 決してない 上司が語る 居酒屋教室
8
小さな手 オレンジゼリー バナナを持って じぃじと駆け寄る 孫とコンビニ
6
夏の雨には体温があったから思わず傘を閉じてしまった
8
大粒の涙が黒いマスカラを星屑にする 対ありでした
4
孫が来て やっと懐いて ぎゅっとする 昔の娘を 思い出すかな
7
そーいえば 映画「キャリー」も 宗教二世 こどもに真理 説くは無理じい
11
朝かすみ
春日山
(
かすがのやま
)
に
棚引
(
たなひ
)
くを うす目あいたる
盧舍那佛
(
るしやなぶつ
)
みゆ
3
日別朝夕大御饌
(
ひごとあさゆふおほみけ
)
の きこし
召
(
め
)
します
大御神
(
おほかみ
)
の
人草
(
たみ
)
安かれと
思
(
おぼ
)
す
大御心
(
みこころ
)
3
これ以上入らないでの目印にあなたの瞳に引く二重線
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