好きなものってなんだっけ 気がつけば 自分失って 無個性になる
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そうしつの ひとことものを くりかえし しゅうちゃくさけて ひとでなし になる /
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小坂道 色なき風を 浴びながら 走れ自転車 駆けろ青春
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前を行く女のSuica残高が 視界に残って曖昧な罪 (965円)
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キラキラの しゅわしゅわのあわ 溢れ出す ソーダを飲んで 忘れてゆくの
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爪痕さえ すべて愛しき わが猫らよ 誕生月バースデーきても シニアになるな
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空が語る残る暑さの言い訳を紺碧あおに免じて聞いておこうか
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ガラスペン 時間をかけて ゆっくりと 集まるインク 優しさ滲むにじむ
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治ったと 思うと翌日動けない 意外と長引く コロナの病後
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ねこ母は ねこかわいがり ねこ撫で声 でも気ままにはさせとく 猫ゆえ
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猛暑日となりし長月 奈良の夕 鹿も愛でるや 十六夜の月
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手の届く 所に君が いたようで 届かなかった 晩夏の九月
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定期的な 君の通院 共に行き 再発無きを 確かめ安堵す
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涙目にくすぐったいよ線香が 手を合わせてもそこにいないよ
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透明な酸素に溺れて息できず私はこの星のヒトであるのか?
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夏尽きて舌と頭が馬鹿だから海も涙もおんなじ味だ
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「月が綺麗ですね」と言えないのは、昔の小説家のせいだから
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階段を登りしものは階段の無きところまで登りゆくなり
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忘れない私の青春そこには いつも貴方あなたがいたということ
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25の末の息子が可愛くて ちょっかい出してキレられている
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モーレツな暑さと聞いて浮かぶシーン同じ人なら話合うかも
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西の空飛行機雲が線延せんのばばす 手を振る私見えていますか
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だんだんと遠ざかってく想い出を 心の中の日記にしるそう
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初物の秋刀魚は天ぷらのお惣菜 まいたけでだいぶかさ増しされてる
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アイビーに覆い尽さる館の塀 親の呪縛に似て目をそむく
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クーラーがきいた部屋から飛び出た瞬間みたいだな9月の五時
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あなたへの 電話の理由 考えて 「好きだから。」って さすがに無理か
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赤い背表紙 そっと取り出し 栞確認 アンの娘リラの再読で止まってる(笑)
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このなつも アンブックスを よまずいた きょねんのなつは なにしてたかな /灯台守の話がすき 夢の家?
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買ったのは私の好きなアイスだけ自分のために生きると決めた
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