風吹けば 空の向こうへ 飛んでいく 気ままな旅を させてほしいの
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ニュースでは先週訪ねた公園が紅葉見ごろと伝えて悔しい
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この街のいたるところに残る靄 嫌いになっても消えない呪い
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この頃を地始凍ちはじめてこおるというらしき上着も羽織らず散歩できたが
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列車待つ空いたドアまで我先に急ぐ理由も君のところに
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街路樹の落ち葉を拾う作業員おばさん達が多いと思う
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ビルの影風吹きすさぶ街角に二人佇みタクシーを待つ
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結実の花束解いて作るのはこの日のための薔薇の冠/スタニングローズ
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山行きて 今なお青し 冬もみじ 恥ずかしそうに 色付きはじめ
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吾子たちのLINEもいまだ関西弁 クスッとさせて温かくって
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香川では馬鹿や間抜けは「ほっこまい」あの政治家もこう呼んでやる
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手垢付くおりこうさんの「自由」より 清志郎の 「自由」聞く快
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亀たちが 甲羅干しする 川べりに 晩秋の陽が 優しく落ちぬ
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されど今負けが込んできたかもな それでもあがく悲し習性
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後足あとあしを車輪に乗せた老犬の散歩の瞳が潤んだように
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こなすため悪知恵浅知恵思いつく 我戦国の土豪に似たり
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目標をこなしてこその営業マン その習性恥と思わず
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ごめん、同窓会には行けません。いま、みんなのことを見ています。
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旅路にて乗り合う人のコップ酒香りも磯のさざ波と合う
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背表紙が無力になりし哀しみをこらえて秋を抱きしめており
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ほの暗い明日の暮らしを思う時見えない手にさえ希望すらなし
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切り刻む無神経なあなたって心の場所もわからぬような
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玉木さん玉の力でブレイクす。こんなはずではなかった浮気
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大根の葉っぱ もったいないからね 鍋に入れちゃう 当然のよに
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コレクション その仲間には 入れないで わたしはキミの 唯一が良い
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咳だけで近くにいると分かるらしスーパーへゆく妻と二人で
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泣きそうで泣けなくてほっぺのあたりまで涙がきてる水曜日
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お互いに補い合って人生をともに生きてゆく君とわれ二人
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感性を豊かにもって君らしく土のアートをしかと歩まん
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右京さん観てるといつも ティーカップで 紅茶飲みたくなるは我だけか(笑)>相棒再放送
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