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手を取らる仲睦まじきふたりなり 「ではなく呆け」と宣りし連れ合い
20
なにがしの とはずがたりに 二条城 深き草原 あさましくなる
6
またいつか 別れた後の 缶温し
4
しなあらず きょうの都は 閑古鳥 うそぶく者は ひのもとあげる
6
たかいちに しなもあがらず ぼた餅か 棚から出でず 米といふのは
8
雪積もり 踏みしめる音 片栗粉
6
死角から 忍ぶナイフに血飛沫に 心休まる時は何処へ/映画『デストイレ』
5
たった今 Bluetoothで ペアリング 去年の記憶を 君が
再生
15
魂はもうぼろぼろなのに それらしき服と声と笑みをまとう
5
忘れてた 言葉をキミが レンチンし 去年の夏が 今夜のごはん
18
感性の 鐘が鳴らねば 一句とも できぬ短歌の 恐ろしさかな
14
雪かきの苦労なき冬 後にした町より届く雪の風景
34
いい歌をつくり作ったその手柄誰かに取られクソ炎上
12
簡単にクレゲで獲ったぬいよりも掴みきれないわたしのハート
36
灼と冷 超えしその先 名は消えて 汗に流れし ただ在る自分
10
渡り鳥 国境越えて 羽ばたきて 世界平和を 託してみたし
32
焼き魚ここまで綺麗に食べるとは匠の技だ 弟子入りしたい
29
マフラーと 上着を着なよ あとカイロ 受験生だし 外寒いから
4
あゝ君はエナジー満ちて香る花 炎のよふな強さを秘めて
17
亡き父の 遺したノート 手に取りて 寡黙な父の 想い今知る
16
この疲れ汚れにあらず生の証 泥を蹴りつつ我が家へ帰らむ
39
平行線交わらぬまま居心地の良き安寧の日を静かに重ね
33
我が赤のセーターと色が一緒と 赤のブーツを履ひて来し友
30
健康の タメと思って ジム通い 走りに走って 半月板損傷
6
鳥の声途絶えし朝の吹雪なりわが家の芯をスープで
熱
(
ほ
)
てらす
30
核心の謎は明かさず最終回 残る余韻に枝葉が伸びて
19
フラペチーノで頓服を呑み込んだこの良薬は甘いだろうか
8
解散し 君が残した 空き缶の 中身をすする 気持ちを抑えた
5
雪の舞う空に 洗濯もいいからさ ねこたち抱いて ホットミルクでも
21
もうそんなに 必死に練習しなくていい 高く飛ぶため 少し休もう
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