コーヒーと紙の匂いの指先にとらわれていたい夏の逝くまで
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わたくしは少し休憩いたします二階から茶葉はらはらはらと
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詩と道化、知ってるものはそれだけのつむじで枝にくっつく私
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君の手が蛍をそっと包んでる世界で一番優しい灯り
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「美しさ」と 何が違うの? 「キレイ」とは 僕はようやく それが解った
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厭世えんせい」を 意識し始めた 今の僕 漱石そうせきさんよ あなたのせいです
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いつもより暑い夏でもとうきびをレンジは使わず茹でようと思う
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チャーハンは えびかにいかが たっぷりと スープも忘れず はふはふ頬張る
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名を知らぬ明るい星に手が届き君の瞳におちてくる夜
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雨宿りどこでしたのかうちの猫虹眺めつつ足を拭かれて
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僕はひどく 身体が弱くかと言って 美人でもなく 詩人でもなく
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かくて在るかのやうに語るべきもの たとへば自我の同一性は
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真夏日の光ゆがめて陽炎は黄泉の国への入り口となる
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今朝もまたきっと明日の朝もまた私の死後も誰かが米とぐ
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アル中の友に心で問いかける 我らの秋はすでに終わりしか
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死の意味や生きる意義など喪いて 人は遺伝子の鞘となり
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一〇〇日後きみのからだになれるから爪の先まで全部食べてよ
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生きていることは辛さのビブラート紫陽花重く雨に撃たれて
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頓服とんぷくの ロラゼパムの 一錠を 飲むか飲まぬか 悩む1時間
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僕ですら知らない僕の所在地を この世でひとり 君だけが知る
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街灯の数ほど影は我に副ひそのうち一つのふと振り向きぬ
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桃を食む君の笑顔を想ひつつ僕は売り場をいったり来たり
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還りこぬふるさとのすべて託されて 小さな宇宙を立ち上げる
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死にかけの父の長屋の住人が おっちゃん元気かと声かけくれる
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のり弁と洋食弁当ちと悩み「あ、ダイエット」サンドを選ぶ
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道端で寝ているような蝉たちは何年分の夢を見ているか
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少しずつ恋の魔法が解けてきて 心の奥にただ花の咲く
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もう一度 生まれ直せと言う彼の まぼろしのそばで泣いていました
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背負い切れぬ思い降ろして摘みあげ  扇風機にでもかざしておこう
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どこまでも君と私は //平行  ≒ ほぼ等しく ≠ 等しからず
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