業に触れ 欲に塗れて 一生を 食いつぶしても 満腹ならず
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一生に 人は自ら ミッションを 科してそれでも 潔くなし
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球根の 黄色い花が 咲き終わり みるみるうちに 萎れてしまう
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君のことは 死ぬ時までには忘れたい (地獄へ連れて行きたくないから)
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雨の午後心に巣食う君なんて微糖のミルクティーに溺れろ
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五月雨に流れる記憶サルベージ クリーニングに出してるコート
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みんな死ぬ、という事実の眩しさが太陽光を超えてしまった
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二乗してしまえば同じなのだろう正反対に見えるぼくらは
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今しがた 知ったラインの通知見て 口元がふと緩んでるんだ
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今どきの淡い恋など目じゃないよ 君の隣は特等席だ
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崖ふちで ふるえ佇み怯えてることはなきよう地球は丸だ
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教室の破れかけてるカーテンはいつか誰かの青春だった
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干き潮の浜辺にひとつ転がった頭蓋のうらで跳ねまわる小魚いお
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感覚と言語と 他に何がこの私を映し出す霧なのか
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冷たいものを綺麗だと思うのは心が水でできているから
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いほつ海 まことともしも ありあけに いささおされぬ あはれあしたは
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カップふち指で摘んで渡されて心泡立つコンビニコーヒー
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紫陽花は あの子とこの子 さわさわと おしゃべり尽きぬ 雨降る庭で
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雲間から斑模様に日の射して新緑の山プロジェクションマッピング
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恋というページの栞をまた開くまた傷つくと知っているのに
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Amazonで頼んだエプロン今日届きただそれだけの静かな休日
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転職の決断の理由なんですか お金金金マネー金金
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うぐいすと 張り合うつもりで 口笛は 掠れ音飛び ひとり山道
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あじさいと雨がダンスをしていますそれを眺めるぼくとみつばち
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お願いを 撤回するか 変更し 工夫しなけりゃ タイムオーバー
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間違った 願いばかりが 多すぎて 叶えられれば 不幸になるし
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求めても 得られぬものが あるものだ 諦め切れず 身をやつらせて
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冒険を 一つもしない 人生は 港を出ない 小舟のようだ
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真実の愛も魔法も無いのならせめて悲劇にくらいならせて
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魑魅魍魎 読めない従兄弟を馬鹿にした 空気が読めない 僕もっと馬鹿
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