朝焼けに蝉が鳴いてる それを見た僕も泣いてる日曜日の朝
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路地ものの みずみずしきを 携えた 笑顔の貴女 偲んでいる夏
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米こうじのみの甘酒 やさしくて 母のお粥の気分になりぬ
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もとおっと(父?) おりじなるめんばー とよんでいた すれちがってく 二十一世紀少女
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スクワットできたようなら まあオッケー 栄養補給に りんごか甘酒
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『君たちはもう生きるな』と言われたら逆に生きたくなるのでしょうね
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あらましき しづくの打ちつ大地おほつちを 黄いろし小傘の のぼり歩みく
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北の山 今日も登りし 夫婦らよ 飽くなき挑戦 生きる証か
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ユニークな裂帛をする先輩にいちども勝てぬまま受験生
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AIを介さなくても外つ国の少女が放つ怒りはわかる
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バーニアは砕けもはやエーテルもぼくらの声を媒介しない
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水盤にわたしの息はしみ通りわたしだけ知る模様をつくる
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光彩を 今尚放つ ギタリスト 老いも若きも 望み果てなし
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舌さきが半歩進んで歯の裏で調音されるきみのイニシャル
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ようやくの太陽の恵み 少しだけ無駄にして 君とお出かけ
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内容はまちがってない言い方にやや演出があるだけなのだ
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友からの朝採れ胡瓜 メイちゃんとサツキみたいに かじりつきたい!
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猛暑日を超えて酷暑日あたりからひとのこころの折れる音する
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あからひく 朝はすずみて蟬時雨せみしぐれ いづへともなくはつかなりけり
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清廉潔白に生きてる人なんていない 誰もが悩み抱えて、今日を生きてる、華やかに、見えても、本当は、ボロボロなんだから
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団子鼻だごばなを気にしてつまみ上げる子よその鼻こそが母は愛しい
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雲のみね さしあふぐれば高知るや あめ御蔭みかげ須彌山すみせんのてい
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教会に行きたかったと思いつつ 腹痛その他 ただ治まるを待つ
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鉄線を越へたる葛の先端が虚空に伸びて左右に動く
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広げたるシーツの上にすたすたと飼ひ犬が来て足跡つけぬ
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休みかと母の問ひたる昨日にて会社辞めしと我の答へぬ
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潜っては浮くカイツブリ 水面に波紋が広がり映る雲も揺れる
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現代詩集を読む 詩人略歴を見るとやたら東大早大が多い
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豪華客船は港を離れ人々はしきりに手を振っている さようなら
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朝バナナ後 食あたりっぽい症状が ねこが心配そうにみている
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