まだ低い位置に堂々浮かぶ月 999 で行かせてそこに
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君と暮らすただそのためにショッピング枠を30万円増やし
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万人のおすすめばかり流れ来るここはマスプロダクションの果て
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資本主義世界のもとで高らかに買い物ブギをかき鳴らす指
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街逃れ 色づく秋を訪ねれば 花一輪の恋の面影 
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辛うじて生きていますと 便箋の文字から見え透く おとこの邪心
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コンビニできみの世界につながったA4二枚を携えて、空
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凍えたまま「ありがとう」なんて口にする  変にどもって頬だけ熱い
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冬の匂いの正体を知らないままで また年の暮れを遠くに見据える
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秋 向こうから早足で歩いてく 通り過ぎた後の匂いは 冬
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延々とたまり続ける希死念慮一〇〇個あつめて地獄へいこう
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悔しさが 原動力と なる朝の 動き素早く 仕事片付く
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人柄は 口癖ひとつで にじみ出る 自己嫌悪は 控えめにね
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あの土手で ライトアップと夜空みる ひとりの秋は 寒いね、星さん
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渋谷街 はしゃぐ少女にホームレス 光と影のショーウィンドウ
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虫籠の中の世界と知っていたけれど飛べれば十分だった
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まそかがみ 照る秋ゆる蔦紅葉つたもみぢ こまやかなりて朽葉くちはいろづく
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生涯の鼓動の数は決まってて死にたくなくて君と離れる
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起こりうる今日を数えて消えた今日 スノードームの空の静けさ
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無能です雇わないでと履歴書に書きなぐっちゃう前に封する
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くつくつとスンドゥブチゲの煮立つよう君の恋路の叶いますよう
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物騒な世の中だけどイルミネを見上げる時は心はまるい
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若返る薬があっても飲みません辛い人生延長なんて
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どうしよう昨日にループまた私フラれる君の前にいるじゃん
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寒空というほどじゃない赤の下、路端の歌手の「最後の曲です」
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枯れ葉下、いるかも知れぬ虫たちのことを思って避ける靴先
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タワマンも億ションもあるこの世界上をみてたら首疲れるわ
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去年来た暑中見舞いをふと拾い、LINEを開く秋の日の夜
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遊歩道コスモス摘んではしゃいでる少女たちを夕日が急かす
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いらないよ、機械と鼓膜の間だけ超ゴキゲンであればいいのさ。
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