白々と眺め合う目々やがて秋 透明な空の色になるかも
0
車窓には しみる夕焼け 赤い雲 直視できない あなたの寝顔
1
‪さっきまで笑い合えてたはずなのにげに恐ろしきカミングアウト‬
5
四年目の僕らに訪れた無音Bluetoothが途切れ知る距離
2
車から投げ捨てられしタバコとは愛を知らない女の末路
1
「さよなら」は言わないけれどさよならの前に悲しいキスをしようね
1
はてる色へ変わりながらもアジサイの 七変化のごと新しき今日
0
かへりざくゆふべの園の花いばら去りゆく夏のほほゑみに肖て
0
社会から脱出したい この空を飛んで行きたい 何処だっていい
1
‪いつまでも迷子のように探してる居場所居ていい場所帰る場所‬
0
‪学校も家も嫌いで解離した空が居場所であったあのころ‬
2
‪カラダにはわるい甘さを欲してる砂糖や君の言う「愛してる」‬
2
会いたいと 思った数だけ 星を見る
0
‪会いたいと願った罪で受けている罰なのでしょうこの寂しさは‬
5
‪いつまでも迷子の気分間違えているのは帰り道か世界か‬
1
‪既読すらつかないけれど一年に一度「おめでとう」だけ送る‬
1
君の声聞くと甘みが増すような気がしていつも無糖を選ぶ
1
「仕事 楽」で検索して知りましたこの世で生きるのは難しい
0
お薬をください涙枯れるまで泣いてる暇は今は無いです
0
‪明日は来る、今日が最後と思っても、明日は来るからどうしたらいい‬
1
‪今日もいい仕事しました【ミスをした記憶】は燃えるゴミで合ってる?‬
3
夏すぎて腹気にしても白つやのごはん食べたし甘々のやつ
3
ひと夏をこえて琥珀に熟したる辣韮そへてゆたけき夕餉
1
17.5 秒のもだに怯え果て背を向けた陽はあまりにも黒
1
心から愛してくれとは言わないが攫ってくれよ秋の夜風よ
3
‪無駄遣いじゃなく楽しい贅沢よこころうるおすコーヒーを買う‬
0
ドラえもん宇宙できみとランデヴーさせて?道具はなしでいいから
1
星一つ一つ一つ制圧し囲碁はいつも戦編自在
0
刃の音 聞くがごとき 君の声響く心に血赤く咲くなり
0
真夜中に降る雨に似て滴りてしたたりて熱く静かに 文字は流れぬ
0